5月20日、高妻山に登ってきました。前日の夜に家を出てこの駐車場に到着したのが11時頃。残念な事に一晩中雨が降っていた。朝7時の出発予定だったのだが、5時には明るくなっていたので出発する事にした。幸い雨は止んでいたが、霧のせいで辺りが濡れていた。
戸隠キャンプ場の入り口。霧がかかっていて景色はよくない。
キャンプ場の様子。ここは車で入ってキャンプができるようだ。
この右側が高妻山登山道。牧場に入入る。
このトラクターを目印に左側に曲がる。
ここは弥勒新道と一不動の分岐点。2017年7月の大雨で登山道が荒れているとあったので弥勒新道から登る事にした。
牧場に牛はいなかった。霧がいい雰囲気だ。
いよいよここからが登山道だ。
登山道は新緑のブナ林で、とても気持ちがいい。すると、ブナ仙人なるこの木があった。確かに他の木と違って奇妙に曲がっている。
景色はよくないので、途中に咲いていたお花を撮影。そういえば濡れると花びらが透き通るとテレビで見た記憶があるが、花の名前はわからない。
突然太陽が出て、空が晴れてきた。
新緑がまぶしい。
遠くに山が見えてきた。妙高山だろうか?
それほど寒くはないのだが、笹の上に雪が積もっていた。昨夜降ったのだろうか?
ここからは景色が開けた。どうやら霧(雲の上)に出たようだ。雲海の中に山がポカンと浮いている。
遠くに見えるのは八ヶ岳だろうか?
7時22分、やっとの思いで急坂を登り切ると、六弥勒に出た。
北アルプスの眺めが素晴らしい!
目指す高妻山。まだ雪が残っている。ちょっと心配。
朝のうちだけだが、日陰はこのように薄っすらと雪が積もっていた。
七薬師
八観音
九勢至
登山道の一部が雪で覆われている。所々雪の上を歩く。
霧のせいで、朝日があたって虹が見えた。いいことあるかも。
ここが、山頂直下の急斜面。雪が積もっている。核心部だ。これを登らなければ登頂できないが、この勾配は恐怖だった。滑落したら生きて帰れそうもない。だいぶ躊躇したが、アイゼンとピッケルで登る事にした。前の方の足跡からするとアイゼンなしで登っているようだ。私にはとても無理・・・。
12本爪のアイゼン装着。雪は表面が柔らかくてしっかりけりこまないと滑り落ちそうだった。
やっとの思い出登り終え、下を眺めた写真。下から登ってくる方がいた。
ここから山頂までは雪はなかった。霧氷が美しい。
遠くに妙高山が見える。
霧氷の様子。下山時にはボトボトと氷が音をたてて落ちていた。
十阿弥陀に到着。山頂まではあとわずか。
眼の前に妙高山が見える。
9時27分、高妻山到着。無事に登頂できてよかった。
山頂からの景色は絶景だった。目の前には妙高山、火打山、焼山がドーンとみえる。残念だったのは霧で北アルプスが全く見えなかったこと。昼には早いのでここでおにぎりを2個食べて早速下山。
またあの急な雪渓にやってきた。再びアイゼンをつけて下ったが、下りの方が怖かった。
アイゼン再び装着。このまま滑落したら・・・。恐怖の連続だった(慣れていないだけ?)。下り終えたところで5~6名の大学生らしいグループが来たが、この雪渓は危険と判断して引き返していた。賢明な判断だと思う(とはいえ、アイゼンなしで登っている方もいたが)。
なんとか雪渓を下り終え、山頂を見上げたところ。無事でなにより。
アルプスが見えてきた、ちょっと雲がかかっているのが残念。
戸隠スキー場が見える。
まだ山桜が残っていた。
下る途中、昼のチャイムが聞こえてきた。駐車場まではまだ2時間かかるのでここで久しぶりにお昼とした。マイブームのカレーメシとコーヒーだ。
ここにしたのはもう一つ理由があって、辺りはこのように気持のいいブナ林だったから。
またブナ仙人に会えた。あと少しだ。
13時19分、牧場に到着。朝とうってかわって素晴らしい天気だ。
牧場の隅にあったお花畑。
テレビのCMにでも出てきそうな風景だ。気持ちがいい。
Francess Emily Weston さんの碑。高妻山に登ったようだ。
お世話になった無料駐車場向かいのトイレ。とてもきれいなトイレだった。
13時46分、駐車場到着。朝はどうなることかと思ったが、いい天気で楽しい登山だった。
本日のルート。弥勒尾根はちょっこ勾配が急だが、ブナ林はとても気持ちがよかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿