11月も終わろうとしている。奈良での生活もあと1ヶ月少々。ここはやはり釈迦ヶ岳に登らないと後悔しそうなので登る事にした(皆で登ろうといっていたのにごめんなさい、なにせこれが私にとっては最後のチャンスなので・・・)。8時にアパートを出て、到着したのは10時10分。168号の田長瀬トンネルを出てすぐの所を右に入って約18km程の所にある(左に曲がるものとばかり思っていた)。カーナビが突然”目的地周辺です、音声案内を中止します”とわけのわからない事を言い出したので、速度を落としてよく見ると釈迦ヶ岳登山口の案内板があった。なんとか通り過ぎずにすんだ。ここから先は相変わらず細い道で、途中奥吉野発電所の横を通り過ぎる。HoluxのGPSロガーM-241Cで記録した途中からの経路と釈迦ヶ岳途中までの経路がこれ(途中で電池切れでした・・・)。 駐車場近くでがけ崩れの工事をしていて、狭い道なのにダンプカーが何台も行き来していたのには驚いた(すれ違わないように祈るばかりであった)。
到着した駐車場の写真がこれ。トイレはあるが、閉鎖されていた。意味ないじゃん!!駐車場は舗装されていて、既に10台近く車が止まっていた。紅葉も終わったこんな寒い時期に私以外に登りに来る人がこんなにいるとは驚きである。
次の看板がこれ。左側が登ってきた道で、右側がもう一つの登り口からの道のようだ。どうやら計画していた登山口ではなく、さらに先の登山口から登ったらしい。気をつけていたつもりだったが、途中登山口らしき駐車場はみあたらなかったのだが・・・。 ここから先はしばらく平坦である。
しばらく進むと目指す釈迦ヶ岳が見えてきた。その写真がこれ。真ん中の山が釈迦ヶ岳である。どうやら雲がかかっていて、山頂は雪が降っているようだ。大丈夫か?と思ったが、とりあえず真冬の服装(毛糸の手袋と帽子)をしているので、なんとかなるだろうとそのまま進む事にした。すると案の雪がぱらついてきた。周りの木をみると樹氷になっている。強風が”ゴーゴー”と音をたてて木々をゆすっていたので、水滴が雪となって木々にはりついている。寒いわけだ。
寒くなければなんだか満開の桜でも見ている気分だ。寒いのはいやだが、なんだかとても素晴らしいものを見せてもらった気がした。”自然てすごいなあ”、と改めて感じる単純な私であった。さて、山頂付近は土は凍っているし、氷(雪?)のかけらがところどころ道を覆っているし、まさに真冬の気候である。最後の登りを登りきると、山頂にでた。
寒い!! 風が強いので風をよけるためにお釈迦様の前のちょっと下でおにぎりを食べる事にした。山頂にはすでに3人程人がいて、そのあとも数人登ってきた。こんな天気なのに皆さんお元気である。いつも持ってきている水筒のホットコーヒーがこんなに有難かったのは初めてだった。
おにぎりを食べ終わったのが丁度12:00。しばらく景色を眺めていると、つかの間の晴れ間があった。この時の写真がこれ。本来ならここでQRVするのだが、人が多く迷惑なので、数メートル下った所でQRVする事にした。IC-T90のスイッチを入れて430MHzをワッチすると数局QSOしている。CQを出そうかと思っていたらいきなりCQが聞こえる。すかさずコールすると1発でとってもらえた。JA3JCH/3さんである。私と同じように信貴山からCQを出しているという事であった。どうやらどこかの登山クラブで、無線もやっているようだ。私の登った山はほとんど登っているようで、もっと話したかったがなにせ寒い!!。手袋をしていても手が震えてメモが取れない!!。まだまだ話したかったが、カード交換を確認し交信終了させて頂いた。申し訳ない。ピックアップありがとうございました。さて、その後は下るのみ。下り始めるとだんだん晴れてきて、駐車場につく頃には雲が少ないいい天気である。もう少し遅く登ればよかったか・・・。まあ、これも日頃の行いの悪さか、あきらめるしかない。14時には下山できた。寄り道もなかったのでかなり早い。かえりにオークワによってビールを買ったのはいうまでもない。レトルトではあるが、カレーがおいしかった。さて、明日はどうしよう?と、いっても雨かな?
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