<1日目> 4月30日
ゴールデンウイーク突入!今年は昨年の茶臼岳に続き、南アルプスに登ることにした。ダメなら引き返せばいいという事で、椹島から千枚岳~荒川岳~明石岳を登るルートを選択。この時期山小屋は営業していないので、バスに乗るには椹島ロッジに泊まるしかない。しかし、何の目的もなくロッジに泊まる気はしなかったので、自転車を使って椹島の登山口まで向かった(ちょっと無謀でした)。
5時丁度にゲートを出発して、6時45分に明石ダムのトンネルと赤石岳、荒川岳が見えた。雪がかなり多そうだ(登れるのかちょっと不安)。
6時52分、明石ダム。今日はいい天気だ。
7時41分、千枚岳登山口に到着。それにしてもここまでくるのに結構疲れた(自転車やめとけばよかった)。
いきなりこの橋を渡る。この先結構危険そうだ。
これが登山道入り口の橋の様子。
7時54分、このつり橋に出た。茶臼岳に登った時のつり橋程長くはない。
いきなりの急登を抜けると、中部電力が管理しているこの鉄塔に出た。
岩頭見晴らしからの眺め。な雪山だ! 登れるのか不安だ。
岩頭見晴らしの説明。ここから少し下るらしい。
9時43分、林道に出た。60m程進むと登山道の入り口があった(このまま林道を進んで登った方が楽だったかもしれない)。
これが登山道入り口。急な階段で、この上も急な斜面に九十九折の登山道が続く。
残念な看板。小石下
という森が有名なようだ。残念ながらまだ木々は芽吹いていなかった。
11時59分、清水平に到着。疲れた~。ここで昼飯を食べ、冷たい水で疲れを癒した。あとから考えると、ここで水を補給しておくべきだった。山小屋近くに水場があるのだが、この雪では水場は雪で覆われ、どこにあるかすらわからなかった。
2時5分、見晴台からの眺め。登山道も雪が出始めた。
かなり雪が深くなってきた。雪の踏み抜きもあり、かなり疲れた。
アイゼン装着!でも踏み抜きはかわらない(当たり前か・・・)
既に2000mは超えているのだが、雪のせいで思ったように登れない。おまけにルートは赤いテープを目指すのみで、これを見つけて登るのにかなりの注意が必要だった。16時3分、千枚小屋への荷揚げのロープウエイ発見!あと少しだ、そう思ってひたすら登ったのだが、途中で赤テープが見当たらない。千枚小屋はあと少しのはずなのだが・・・。時間は既に5時を過ぎてしまった。このままではここでビバークか?と不安がよぎった。ここで冷静に考え、来た道を下ることにした。そうすると後から登って来た方のトレースがあった。助かった!
18時丁度、日没前に千枚小屋に無事到着。先に到着していた方が心配して途中まで見にきてくれていた。有難かった。
目の前に見えるのは笊ヶ岳だろうか。
よく見ると、目の前に大きく富士山が見えた。ここまで無事に登れた事に感謝であった。
この日冬季小屋に泊まったのは私も含めて3名だけ。皆同じように赤石岳へのルートの予定だったが、私ともう一方は千枚岳で引き返した。夜の星空は素晴らしく、北極星がくっきりと見えた。北斗七星、さそり座、etc。街中では決して見ることはできない満天の星だった。
これが1日目の登山ルート。登山口まで自転車を使ったがかなり無謀だった。
<2日目> 5月1日
今日の天気はあまりよくなかった。風はそれほどなかったのだが、どんよりと曇っていた。まずは千枚岳へ向かう。途中の様子。まだまだ雪が多い。
なんだか怪しそうな天気だ。
6時47分、千枚岳到着。相変わらず雪でルートがわからず、ここまで来るのに苦労した。風はないのだが、雲行きが怪しい。
荒川岳方面。全く見えない。雪庇が見える。本来ならここから先へ進む予定だったのだが、ここまで来るのに疲れ果ててしまったし、天気も悪そうで、水もない。死んでしまっては100名山踏破できない。今回はここで引き返すことにした。
千枚小屋へ戻ると、一人の方はまだ山小屋にいるようで寝袋が置いてあった。声をかけようと思ったが見当たらない。そのまま下山することにした。小屋にはつららが垂れ下がっていた。丁度水がなかったのでつららを食べて水を補給。
下りの様子。登って来た時のトレースがあるので安心だが、登るときはこの赤いテープだけがたよりだった。
右が先程登った千枚岳。丸山まで行けたかもしれないがこの体力ではどうしようもなかった。
途中この標識があったが、3時間で椹島まで降りられるわけがない。どれほどの健脚なのか・・・。
10時46分、清水平に到着。やっと水にありつけた。おいしかった。
このあたりからぽつぽつと雨が降り始め、途中カミナリが鳴り、大雨となった。山の天気は変わりやすい。
鉄塔直前の岩場。何もこんなルートにしなくてもいいのに・・・。疲れ果てた体にはこたえた。
14時11分、登山口到着。無事帰って来た。
赤石ダム近くにあった桜。葉がでているが、まだ咲いている。ここでしばし休憩していると、登山客を乗せたバスが通り過ぎた。バスに乗りたい。
17時13分、ゲート前の駐車場に到着。へとへとだったが無事に戻ることができた。
これが2日目のルート。荒川岳、赤石岳、残念だったが無雪期に余裕を持って登ろうと思う。
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