9月4日~5日でかねてから計画していた、御嶽山登山を決行した。今回は初めて山小屋での宿泊だったので、ちょと緊張気味だった。しかし、いつもの単独登山ではなく、昔の奈良の同僚二人との登山だったので多少安心ではあった。特に、HIさんは白馬に何回も行っているので、山小屋泊は慣れたものだ。予定では鞍ヶ池PAで7時に落ち合う約束だったのだが、HIさんは既に恵那山PAで仮眠中との事。奈良から夜中に出発したそうだ。私はTYさんを岡崎で乗せて、豊田東ICか恵那山PAへと向かった。恵那山PAには渋滞もなく、予定通り8時には着いたのだが、HIさんと連絡が取れない。黄色いお洒落な車も見当たらない。どうしたんだろうとしばらく探していると、TYさんの携帯がやっとつながり連絡がとれた。どうやら車の中で爆睡していたようだ。ファミリーマートで昼飯(おにぎりとカップラーメン)を調達して、いざ出発!!田の原入口の駐車場に10時に到着。
早速着替えて準備を整えたがなかなかHIさんが来ない。しばらTYさんと待っているとやっと現れた。何をしていたのかと聞くと、準備をしていたとの事。相変わらずマイペースである。
次に現れたのが、この一口水。地図には”岩の間から滴り落ちる程度”とあったが、まさにその通り。置かれているコップに水がたまるのがやっとのようで、水がぬるかった。この水を飲もうという気にはとてもなれなかった。昔はもっと水量があったのだろうか?
実はここから突然硫黄の匂いが立ち込めた。しかも、どこからか”シュー”という音が聞こえてきた。音のする方をみるとこのように、地下からガスが噴出していた。写真の真ん中の白いところがガスが噴出している場所である。突然別世界へ迷い込んだ気分だ(そういえば小さいころよく行った草津温泉を思い出した)。
また、すぐ横の三角点の写真がこれ。到着したのは2時頃で、時間に余裕があったので少しだけ無線をすることにした。山頂の神社の裏に回ってハンディ機(ICT90)のスイッチを入れるとCQが聞こえた。早速コールすると1発でピックアップして頂けた。3000mを超える山だけの事はあるお互いに59だ。JS2KWMさん、ありがとうございました。かなり疲れていたので無線はこれ位にして、早速御嶽頂上山荘で一休みする事にした。山荘は山頂のすぐ下にあるので1分もあれば到着である。受付を済ませて、8500円を支払った後、2階の個室(と、いってもふすま1枚でしきられているだけだが・・・)へ案内された。インターネットで予約していたのと、3人だったので、相部屋でもなく我々だけの個室となった。山荘なので決してきれいな部屋でも、ふかふかの布団でもないが疲れきっていた我々には十分である。時間をもてあましたので持ってきたたウイスキーを皆で飲みながらしばらく歓談した後、仮眠をとった。5時30から食事で、質素な食事ではあったがとてもおいしかった。特にキノコの入った味噌汁がおいしくておかわりをしてしまった。食事が終わった後ふと見るとお風呂と書かれた部屋があった。この山荘にはお風呂はないとあきらめていたのでうれしい誤算である。3000mもある山の上で入るお風呂は格別であった。石鹸も使えないし狭いお風呂ではあったのだが、入浴剤で温泉気分だし、何よりも熱めのお湯だったので疲れた体には最高であった。さて、このまま寝るのには早いので、もう一度山頂へ出掛けた。すると、雲は晴れて、きれいな夕焼けとなっていた。
久しぶりに夕日を見て感動した。この後一端山小屋へ戻り暗くなってからまた山頂へ行った。実は星空を観察したかったのだ。予想通り山頂では沢山の星が観察できた。北斗七星、カシオペア、白鳥座、夏の大三角形、サソリ座、そして天の川。素晴らしい眺めであった。おまけに流れ星を見る事もできた。天体写真を撮ろうと頑張ったのだが、あまりきれいに映らなかった。他の方はきれいに天の川を写していた。やはり三脚がないとだめだ。この日は十分星空を堪能した後山荘に戻り眠りについた。と、いっても実は敷布団が薄くてなかなか眠れなかった。おまけにいびきも聞こえて来て、寝たのか寝ないのかわからないまま朝を迎えた。
御来光を拝んだ後、5時30分から食事を取り、6時30には山小屋を出発した。目指すは摩利支天山である。一の池を時計回りに回って、二の池新館へ出て、サイノ河原を通るコースだ。
三角点がこれ。せっかくなので、ここでも無線機のスイッチを入れると、多くの方がCQを出していた。ここでもコールすると1発でピックアップしてもらえた。8J5EQ/5さん、JQ1EQI/1さんありがとうございました。
最後に、初日に行こうと思っていた地獄谷展望所へ行ったが、あいにくの雲でまったくそのすごさがわからなかった。きっと断崖絶壁だと思うのだが、雲で全くわからなかった。この近くから剣ヶ峰を写した写真がこれ。雲の晴れ間からやっと写したものだ。あとはひたすら下るのみ、下りは予定より早く下山できて、3時45分には登山口にたどりついた。今回は初めての山小屋宿泊であったが、素晴らしい山登りであった。来年はどこへ行こうか。白馬・・・かな?
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