2010年9月8日水曜日

御嶽山(剣ヶ峰、摩利支天山)登りました












Photo 9月4日~5日でかねてから計画していた、御嶽山登山を決行した。今回は初めて山小屋での宿泊だったので、ちょと緊張気味だった。しかし、いつもの単独登山ではなく、昔の奈良の同僚二人との登山だったので多少安心ではあった。特に、HIさんは白馬に何回も行っているので、山小屋泊は慣れたものだ。予定では鞍ヶ池PAで7時に落ち合う約束だったのだが、HIさんは既に恵那山PAで仮眠中との事。奈良から夜中に出発したそうだ。私はTYさんを岡崎で乗せて、豊田東ICか恵那山PAへと向かった。恵那山PAには渋滞もなく、予定通り8時には着いたのだが、HIさんと連絡が取れない。黄色いお洒落な車も見当たらない。どうしたんだろうとしばらく探していると、TYさんの携帯がやっとつながり連絡がとれた。どうやら車の中で爆睡していたようだ。ファミリーマートで昼飯(おにぎりとカップラーメン)を調達して、いざ出発!!田の原入口の駐車場に10時に到着。



P1040752 駐車場の写真がこれ。この写真は帰りに撮ったものだが、日曜日だというのにこれだけの車。夏休みでもないのに登山客で一杯である(止められなくなる事はなさそうな、広大な無料駐車場ではあるが・・・)。

早速着替えて準備を整えたがなかなかHIさんが来ない。しばらTYさんと待っているとやっと現れた。何をしていたのかと聞くと、準備をしていたとの事。相変わらずマイペースである。

P1040595 さて、登山道入り口の写真がこれ。立派な鳥居が登山道の入口である。この猛暑のせいか、今日は快晴でまさに登山日和である。

P1040599 登山道の入口で御嶽山を写した写真がこれ。多くの登山客が続々と登っている。これ程人が多いとは思いもよらなかった。

P1040600 数百m進んだ道の脇にあった神社がこれ。お参りをすることなく、そのまま先へ進んだ。

P1040601七合目近くまで登った所で駐車場を写した写真がこれ。遠くに見えるのが駐車場で、そこから真っ直ぐ手前まで登山道が続いている。

P1040602 ここから山頂を見上げた写真がこれ。まだまだ先は長いが、登山客の列途切れる事なく続いている。

P1040605 八合目石室避難小屋の写真がこれ。台風対策であろうか、屋根の上には大きな石が敷き詰められている。

P1040606次にあったのがこの富士見石。ここから富士山がみえるのだろうか?

P1040608ここから駐車場を見下ろした写真がこれ。あと少しで9合目なので、かなり駐車場が小さく見える。

P1040750次に現れたのが、この一口水。地図には”岩の間から滴り落ちる程度”とあったが、まさにその通り。置かれているコップに水がたまるのがやっとのようで、水がぬるかった。この水を飲もうという気にはとてもなれなかった。昔はもっと水量があったのだろうか?

P1040610次はいよいよ9合目。九合目石室避難小屋の写真がこれ。ここは地獄谷展望所への分岐となっていて、本当はこちらに向かうつもりだったのだが、あまりにヘトヘトになっていたので山頂を目指す事にした。

P1040613王滝山頂近くにあった案内板の写真がこれ。あと少しで王滝山頂のようだが、目指す剣ヶ峰はまだ先のようだ。

P1040614ここからしばらくすると王滝頂上山荘が見えた。あと少しだ。

P1040616やっとの思いでたどり着いた王滝頂上山荘の写真がこれ。やはり屋根の上には石が置かれている。

P1040619このすぐ上にあるのがこの御嶽神社頂上奥社。3000m近い山の上にこんな立派な神社があるとは驚きであった。

P1040620ここから山頂へはこの神社のわきを抜けて行く。目の前に見えるのが目指す剣ヶ峰である。頂上には山荘が見える。あんな所に山荘があるとは、これまた驚きである。

P1040621実はここから突然硫黄の匂いが立ち込めた。しかも、どこからか”シュー”という音が聞こえてきた。音のする方をみるとこのように、地下からガスが噴出していた。写真の真ん中の白いところがガスが噴出している場所である。突然別世界へ迷い込んだ気分だ(そういえば小さいころよく行った草津温泉を思い出した)。

P1040624_2ここから少し下り坂になるが、途中から写した山頂の写真がこれ。途中になんだか奇妙なモニュメントが建っていた。

P1040625ここから来た道を振り返ったのがこの写真。遠くに先ほど通り過ぎた神社が見える。

P1040627モニュメントにの写真がこれ。奇妙な形をしている。まごころの塔というらしい。後ろに見えるのが剣ヶ峰である。

P1040628この横にあるもう一つのモニュメントの写真がこれ。不思議な事に御嶽山にある像は全て、このように濃紺色に塗られていた。不思議だ。

P1040630最後の急坂をゼーゼーいいながら登って目の前に見えた山頂(山荘)の写真がこれ。あと少しだ!

P1040632御嶽頂上山荘の目の前の階段を上ると山頂に着いた。山頂は神社になっていて、よく整備されていたが、三角点の近辺はあまり手を加えられていないようだ。山頂の写真がこれ。わかりにくいが奥に二の池が見える。

P1040633また、すぐ横の三角点の写真がこれ。到着したのは2時頃で、時間に余裕があったので少しだけ無線をすることにした。山頂の神社の裏に回ってハンディ機(ICT90)のスイッチを入れるとCQが聞こえた。早速コールすると1発でピックアップして頂けた。3000mを超える山だけの事はあるお互いに59だ。JS2KWMさん、ありがとうございました。かなり疲れていたので無線はこれ位にして、早速御嶽頂上山荘で一休みする事にした。山荘は山頂のすぐ下にあるので1分もあれば到着である。受付を済ませて、8500円を支払った後、2階の個室(と、いってもふすま1枚でしきられているだけだが・・・)へ案内された。インターネットで予約していたのと、3人だったので、相部屋でもなく我々だけの個室となった。山荘なので決してきれいな部屋でも、ふかふかの布団でもないが疲れきっていた我々には十分である。時間をもてあましたので持ってきたたウイスキーを皆で飲みながらしばらく歓談した後、仮眠をとった。5時30から食事で、質素な食事ではあったがとてもおいしかった。特にキノコの入った味噌汁がおいしくておかわりをしてしまった。食事が終わった後ふと見るとお風呂と書かれた部屋があった。この山荘にはお風呂はないとあきらめていたのでうれしい誤算である。3000mもある山の上で入るお風呂は格別であった。石鹸も使えないし狭いお風呂ではあったのだが、入浴剤で温泉気分だし、何よりも熱めのお湯だったので疲れた体には最高であった。さて、このまま寝るのには早いので、もう一度山頂へ出掛けた。すると、雲は晴れて、きれいな夕焼けとなっていた。

P1040643この時の山頂の写真がこれ。今度は二の池本館がよく見える。

P1040667頂上山荘を上から眺めた写真がこれ。

R0012521入口の写真がこれ。

R0012522頂上山荘の目の前にある神社の階段の写真がこれ。ここを登った所が剣ヶ峰山頂だ。

P1040660また、神社の写真がこれ。

P1040661地獄谷方向に夕日が沈んで行くが、この時の様子を写したのがこの写真。

P1040648久しぶりに夕日を見て感動した。この後一端山小屋へ戻り暗くなってからまた山頂へ行った。実は星空を観察したかったのだ。予想通り山頂では沢山の星が観察できた。北斗七星、カシオペア、白鳥座、夏の大三角形、サソリ座、そして天の川。素晴らしい眺めであった。おまけに流れ星を見る事もできた。天体写真を撮ろうと頑張ったのだが、あまりきれいに映らなかった。他の方はきれいに天の川を写していた。やはり三脚がないとだめだ。この日は十分星空を堪能した後山荘に戻り眠りについた。と、いっても実は敷布団が薄くてなかなか眠れなかった。おまけにいびきも聞こえて来て、寝たのか寝ないのかわからないまま朝を迎えた。

Photo_2やはりここまで来て御来光を見ないわけにはいかない。次の朝5時に起きてまた山頂へ向かった。すると、そこには絶景が待っていた。(二日目はこのコースで歩きました)

P1040683まずは夜明け前の富士山の写真だ。真ん中のちょとかすんで見える台形の山、これが富士山だ。雲海の中に、木曽駒ヶ岳、甲斐駒ケ岳等の中央アルプス、南アルプスの山々が墨絵のように浮かんでいる。幻想的だ。

P1040682北側の写真がこれ。手前に二の池があって、中間に継子岳がある。そして遠くには乗鞍、槍ヶ岳が見える。絶景だ。

P1040684このように白装束の方が拝んでいる姿が印象的だった。

P1040691そしていよいよこの御来光である。”出た!!”と誰かが叫んだ瞬間である。この後、あっという間に日が登った。

P1040697朝日に照らされた神社の様子がこれ。

御来光を拝んだ後、5時30分から食事を取り、6時30には山小屋を出発した。目指すは摩利支天山である。一の池を時計回りに回って、二の池新館へ出て、サイノ河原を通るコースだ。

P1040702朝のうちは雲が低く雲海になっていて遠くの山々が見渡せた。神社から二の池を眺めた写真がこれ。遠くに継子岳が見える。

P1040717途中このような場所を通った。良く晴れていて、遠くの山々が見渡せる。まるで自分が空の上に浮かんでいるような錯覚にとらわれた。

P1040727これはサイノ河原から摩利支天乗越を眺めたもの。多数の石が積まれている。

P1040732サイノ河原を超えると摩利支天乗越だ。摩利支天山への分岐がこれ。

P1040735ここから眺めた継子岳と五の池小屋の写真がこれ。雲が増えてきた。時間があれば継子岳に登りたかったのだが、今回は眺めるだけ。ちょっと心残りだった。

P1040737そして念願の摩利支天山山頂がこれ。岩場である。

P1040736三角点がこれ。せっかくなので、ここでも無線機のスイッチを入れると、多くの方がCQを出していた。ここでもコールすると1発でピックアップしてもらえた。8J5EQ/5さん、JQ1EQI/1さんありがとうございました。

R0012567ここからは戻るだけだが、途中二の池を通ったら残雪を見つけた。その写真がこれ。この水を山小屋で飲んでいた事になる。

P1040749最後に、初日に行こうと思っていた地獄谷展望所へ行ったが、あいにくの雲でまったくそのすごさがわからなかった。きっと断崖絶壁だと思うのだが、雲で全くわからなかった。この近くから剣ヶ峰を写した写真がこれ。雲の晴れ間からやっと写したものだ。あとはひたすら下るのみ、下りは予定より早く下山できて、3時45分には登山口にたどりついた。今回は初めての山小屋宿泊であったが、素晴らしい山登りであった。来年はどこへ行こうか。白馬・・・かな?

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