11月14日、月に一度の会社の休みを利用して西穂高岳独標登りました。新穂高ロープウエイを利用して登るので、それほど大変ではないだろうという甘い考えで、今年最後の山登りを決行した(相変わらず考えが甘い)。朝3時30に家を出発してこの登山者用無料駐車場に到着したのが7時30。平日の上、天気が良くないので、私だけだった。
ここからロープウエイまで歩いて10分程度だ。
川沿い歩いて行く。
ここが、バス停前にある新穂高センターだ。トイレは仕えたが中には入れなかった。ここで登山届を出せるようだ。12月からは登山届が義務化されるとあった。
川沿いにある露天風呂のから湯けむりが上がっていた。硫黄臭もしてきた。
新穂高センターを右に進めばそのままロープウエイなのだが、時間があるので左側に進んだ。ここがロープウエイへの分岐。
目の前に見えるのが目指す新穂高ロープウエイだ。
これがロープウエイの入り口。
そして、ロープウエイ入り口の目の前にはこの足湯ならぬ手湯(?)があった。注意書きにもあったが結構熱めのお湯だった。ここで、8時10分まで待って、8時30の始発に乗った。多くのツアー客がバスで来ていたが、登山者は私一人だけだった。
まずこの第一ロープウエイを登る。
第二ロープウエイを登って、登山口へ向かう。出口は4階にもあって、それがこの出口だ。しかし、ここはマイナス6℃。寒い!!。寒くなるのを予想して重ね着してきたので問題はない。雪がこれほど降っているとは思わなかった。
建物の上に人がたくさん見えるが、ここが展望台。天気が悪く、アルプスの山々を眺めることはできなかった。私は展望台に行くことなくそのまま山頂を目指した。ここに到着したのが丁度9時。
このように、10cm程積もった雪道を歩いて行く。木々は樹氷状態だ。なんだかちょっと早いクリスマス気分になった。
いい景色だ。天気がよくないので、このような景色が続きます・・・。
雪道はこちらへ向かう足跡が一人あっただけで、後は何もない。気持ちがいい。
少しだけ遠くの山が見えた。目の前の樹氷が寒さと風の強さを感じる。
晴れ間がほとんどなく、遠くの山がなかなか見えない。
丁度1時間で目の前に西穂山荘が見えてきた。壁面が真っ白に凍りついている。
道はこのように草木が凍りついている。
樹氷だ。
これが西穂高岳への分岐だ。西穂高岳まで2.4kmのようだが、私はその前の独標を目指す。(この寒さと雪ではとても無理)
ちょっとだけ西穂山荘に寄り道。途中の樹氷。奇麗だ。
これが西穂山荘の入り口。やっているようだが、中へは立ち寄らず、山頂を目指すことにした。
登り始めからいきない大きな石がごろごろ。おまけに辺り一面樹氷である。寒い。
ちょっとだけ笠ヶ岳方面が見えた。
それにしても風が強い。
樹氷がこんなに成長している。
この尾根を歩いて行く。先が見えない。
そして最初に到着したのが西穂丸山。時間は10時30分。ロープウエイから1時間30分かかった。
そして次は独標を目指す。それにしても風が強くて雪で全く見晴らしがない。
奇麗だが寒い。
どこまでいっても樹氷だらけ。
いよいよ最後の登りとなる。こんなところをのぼるのか・・・。
途中から下を見下ろした写真。よく登ってきたものだ。我ながら感心。
そしてついに独標到着。標識は全面雪に覆われていた。風が強い。
雪を取り除いた状態。ここが独標で間違いない。到着したのは11時30分。ロープウエイから2時間30分で到着した。天候は最悪だったが予定通りだ。
山頂わきのベンチで昼飯としようとリュックを降ろしたたら、リュックもハイドレーションの水も全て凍りついていた。寒いわけだ。ここでガスを取り出してお湯を沸かそうと思ったら点火しない。一瞬火がついたのだが、溶けた水のせいで消えてしまった。それ以降はなにをやってもダメ。マッチを持ってくるべきだった。仕方なく冷えたおにぎり2個を食べて即下山。10分もいなかったと思う。当然だが、山頂は私一人だけである。
これがベンチの様子。リュックが見えるが、見晴らしは全くなく、風が強かった。何故かベンチ周辺に風はなかった。
そして、なんとか西穂山荘にたどりついた。到着したのが12時50分。山頂でラーメンが食べられなかったので、900円も出してこの味噌ラーメンを注文。味はそこそこだが、体が温まった。ここも私一人で貸し切り状態であった。
これが登山道入り口近くにあった避難小屋。当然だが人はいない。
避難小屋の前にあった雪のかたまり。両脇に木が刺されていた。雪だるまだったのだろうか?
避難小屋近くの広場。真ん中の木にかざりつけをすれば立派なクリスマスツリーだ。
播隆上人の記念碑。左手が気になった。
記念碑の説明がこれ。笠ヶ岳登山の再興を果たし、槍ヶ岳へ初登頂した人らしい。
そしてロープウエイへ14時13分に到着。展望台には誰もいない。
第2リフトの説明。845mを7分で一気に登る。
ロープウエイのロープがぐるぐる回っているのが見える。
全く期待はできないが、せっかくなので展望台に立ち寄った。
本来ならこのように360°素晴らしい景色が眺められるはずだ。
目の前の笠ヶ岳方面。案内板でそれが見えるはずという事がわかる。
笠ヶ岳の縞模様の説明。晴れていればこんな景色がみられるはずだった。
ロープウエイを眺めた写真。先が見えない。
2階建てのゴンドラが登ってきた。
ちょっとだけ山が見えた。
展望台の全景。真ん中が入り口。
さて、建物へ戻ってお土産を買おうと思ったら、店の入り口のこの小さな神社。本物だろうか?
2時45分出発のこのゴンドラに乗って下山。朝は人で一杯だったが、帰りは5人程度だった。
入り口にはこの大きな暖炉が置いてあった。実際にまきを焚いている。風情がある。
そして、クリスマスの飾り付けが始まっていた。
3時丁度に到着。ここでは風はなく、雪もほとんど降っていなかった。
帰る頃にはバスがずらりと並んでいた。
さて、帰りに温泉に寄ろうと思ったのだが、今日は休みということであきらめていたのだが、ロープウエイから10kmほど下った所にこの無人の露天風呂を発見。なんと200円だ。
温泉はこのように立派な露天風呂で、温度も丁度よかった。但し、洗い場はなく、石鹸もシャンプーも置いてない。
荒神の湯というらしい。ここを訪れる観光客のために作られたようだ。有難い温泉だ。マナーを守らねば。
最後に本日のルートがこれ。距離はそれほど長くないのだが、風が冷たかった。服装はよかったが、手袋2枚重ねても指先が冷たいのはどうしようもなかった。後はガスの点火用にマッチが必要なことがわかった。これで晴れていたら文句はないのだが、これはこれでなかなか楽しめた。
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