ここ最近は週末の大雪で山へ行く気がしなかったのだが、今週末は天気も良く、これといった予定もなかったので気になっていた設楽町の岩古谷山(799m)に登る事にした。朝8時に家を出て、登山口前のこの駐車場に着いたのが10時15分、約2時間程だ。いつもながら先客がいるのには驚く。
473号線の堤石トンネルに入る前の道の脇にこの”東海自然歩道”の案内版がある。
ここから登る。まだ雪が残っていた。
少し登るとこの案内板。このまま真っ直ぐ登ればいい。
すぐにこの車道に出た。この道を渡って先へ進む。雪は殆どない。
登るにつれて雪が増えてきた。雪は氷のように固くてストックが刺さらない。ストックのゴムキャップを外すことにした。
この尾根まで九十九折の登山道を登る(13曲がり)。ここまでの標高差は200mしかなく、かなりゆっくり登ったが40分程でたどりついた。ここから右側へ行くのだが、左の岩の上に私の前に登っていた人の姿が見えた。見晴がよさそうなので少し寄り道をすることにした。
天気も良く絶景である。目の前の山が気になるが名前がわからない。
しばらく景色を眺めて、岩古谷山へ向かった。先ほどの分岐から振り返った山の写真がこれ。帰りに登ろうかとも思ったが登山道がなく、あきらめた。山の名前もわからないが、結構急峻な山だ。
ここが分岐点にあるベンチ。ここからは雪山である(たいした積雪ではないが・・・)。
堅い雪をふみしめてこの尾根を歩いて行く。ここはそれほど勾配がないので、ストックがあれば問題ない。
”たいした事はないなあ”、と思いながら歩いていると突然目の前に絶壁が現れた。しかも目の前には急な階段が続き、よく見るとこの絶壁の横にはしごがかけられている。ちょっとわくわくしてきた。
まずはこの階段を降りる(殆ど写ってませんが・・・)。
そして、先ほどの絶壁の頂上に向かってここ階段を登って行く。
こんな階段をよく作ったものだ。
しばらく登ると雪の積もった急坂となった(写真ではわかりずらいがかなり急です)。ここまでストックでなんとか登って来たがここからは滑りそうで危険だ。今まで使った事はなかったが、万が一のためにリュクにいれていたアイゼンを使う事にした。
初めてのアイゼン装着!!以外と簡単だった。アイゼンの効果は抜群で雪の上り坂でも全く滑る心配がなくなった。雪が堅かったので、アイゼンが良く効いた。ザクザクと雪を踏みしめるのが気持ちよかった。こんなことならもっと早くアイゼンを付けるべきだった。
しばらく登ると、見晴の良い場所に出た。いい眺めだ。
登って来た方向の眺め。
遠くに南アルプスが見える。雪山がきれいだ。
そして、これが山頂(?)。誰かが小さな雪だるまを作っていた。天気も良くてとても気持ちがいい。
隣に設置されていた案内板。
実は、先ほどの山頂から少し先に行くと見晴の良い場所があった。登ってみるとここにも”岩古谷山頂”とある。こちらの方が本当の山頂の気がする。残念ながらこの雪で三角点はみつけられなかった。ここは360°見晴がいい。
来た方向の眺め。
西側の眺め。
東側の眺め。
南アルプスをズームアップ。きれいだなあ~。しばらく見とれてしまった。
先に進めばこの山まで行けるのだが、とてもそんな時間はない。心残りだが、引き返す事にした。
山頂(?)のベンチで食事をした後、来た道を戻った。写真ではわかりにくいが、このような急な雪道を下らなければならないが、アイゼンがあるので安心である(持ってて良かった!!)。
先が見えない程急坂である。
雪道をザクザクと気持ちよく下り、アイゼンの有難味をかみしめていたが、雪がなくなったので外す事にした。それにしても6本爪のこんなアイゼンでも十分役にたった。
アイゼンをケースに入れて、リュックに押し込んだ。大活躍であった。
途中、防火用の水があって、カチカチに凍っていた。
駐車場へたどり着いたのが12時50分頃。およそ2時間30分程の雪山(?)登山だった。アイゼンの訓練にはベストだったかもしれない。
そして、これが駐車場から見える岩古谷山。この山も予想以上にいい山だった。最近はかみさんのアクアを使っている。なんといっても燃費がいい。往復で142Kmだったが、アクアの平均燃費表示は27.4km/l(実際は数キロ悪いと思うが)。つまり、800円程度のガソリン代だ。プラドではこの4倍近くかかってしまう。これからはずっとアクアかなあ?
最後にこれが本日のルート。
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