2024年8月25日日曜日

幌尻岳登りました ~ 百名山99座目 ~


2024年8月20日~23日で百名山99座目となる幌尻岳に登ってきました。8月22日の夜から雨の予報だったので、急遽1日で豊糠山荘~幌尻岳登頂のハードスケジュールとなりました。この判断のおかげで念願の幌尻岳に登ることができました。

幌尻岳。ちょっとガスっていたが、いい眺めでした。

登って来た尾根道。

 

三角点にタッチ。

戸蔦別岳。この尾根道もいつか歩いてみたい。

<1日目:8月20日>

8月20日、今回は幌尻岳4日間のゆったりした日程でのツアーということで、出発はセントレア11時30分。家の都合で9時頃にはセントレアに着いたので、TS3のラウンジでまったり。せっかくなので少しのビールとドーナッツを頂いた。朝からビールとはなんとも贅沢な気分。

ANAで新千歳へ出発です。

セントレアから新千歳へ、およそ1時間25分程。

愛知は曇りだったが、新潟周辺は晴れていて鳥海山を眺めることができた。


新千歳空港到着!

このバスで豊糠山荘へ向かいます

豊糠山荘到着。昔は豊糠小・中学校だった校舎を山荘として利用している

外観。学校の校舎と体育館そのままだ。

内部も学校そのまま。改築はしてあってお風呂や2段ベッドも設置されている。


本日の寝床。2段ベッドだが意外ときれいだ。私としてはマットレスが欲しかったが仕方ない。

夕飯はおきまりのジンギスカン

おいしく頂きました

<2日目:8月21日>

豊糠山荘を4:00に出発して、4時50分にこの第2ゲートに到着。百名山最難関で、渡渉があるためこのような「重要なお知らせ」の看板が設置されている。川の増水が命取りとなる。

シャトルバスはほぼ満員だった

ガイドさんの注意を聞いていざ出発!!

天気は曇り。雨は降っていない。

途中の滝

日高山脈襟裳国定公園の看板。実は今年7月に国立公園に認定されたので、この看板はもう古い。

1時間程歩いて、あと3kmの看板

もう少しだ!

あと1km

ついに渡渉が始まる

北海道電力取水施設

この殉職者の碑がある。ガイドさんの説明では、奥新冠ダムの水が不足した場合に水を供給するトンネルを作った際に亡くなられた方々の慰霊碑だそうだ。世間には知られていないが、黒部ダムよりも厳しい工事だったということだ。

説明

登山道はこちら。いよいよ渡渉開始だ!! 緊張する!!

皆さん渡渉用の靴にここで履き替え

ガイドさんは”お助け棒”を持って出発!

最初の鎖場

最初の渡渉が始まる

ここが最初の渡渉

何回も渡渉を繰り返す



私は専用の渡渉用の靴ではなく、Amazonで2280円で購入したマリンシューズを使用。底に穴が開いていてすぐ水が抜けるので登山用の厚手の靴下を履いていれば問題なく渡渉できました。但し、ツアーでのおすすめは、川底の石は藻がついて滑りやすいので、フェルト底のシューズが必要とあった。この方がより安全です。

渡渉用のシューズでも中に水がはいるので、冷たさは同じ。水が早く抜けた方が有難かった。ズボンはタイツをはく必要もなく、速乾性の登山ズボンで全く問題なし。

最初は川の水が冷たかったが慣れてくると気持ち良くなってきた。これは楽しい!!

ここが一番危険な渡渉場所で流される人が多かったようだが、最近この橋ができたとのこと。確かに川幅が狭くなっていて流れが急になっている。

ここには目の前に滝があった

ここは流れが激しい

その後も何度か渡渉を繰り返す。ガイドさんがお助け棒を持って、ストックを持っていない方がつかまれるように支えていた。ご苦労様です。

岩場の狭い道

渡渉もあと少しだ


ガイドさん、有難う!!

10時25分、幌尻山荘到着!!

ココヘリと提携しているのかな?

山荘の内部

山荘の入り口にはビニールシートが敷かれていて、くつろげるようになっている。山荘では食事の提供はないので、各自が持ってきたアルファ米やカップラーメンを食べた。水とお湯はガイドさんが準備してくれるたのでガスは不要でした。

まずはいらない荷物を倉庫に入れて、荷物を軽くして幌尻岳を目指す


11時30分、いよいよ幌尻岳に向けて出発!

12時24分、戸蔦別山(?)が見えてきた

ナナカマドが秋の気配を感じる

命の水。ここから少し下るようだ。

気持ちのいい稜線を登って行く(手振れがひどくて申し訳ありません)

北カール

一休み


もう時期は過ぎているがお花畑。チングルマの綿毛が沢山。きれいだったろうなぁ~。

沼が見える

お花畑


最後のひと踏ん張り


幌尻岳が見えた

新冠コースからの合流点

ケルン
14時50分、幌尻岳到着! やった!!

看板の裏。幌尻はアイヌ語で”大きな山”を意味するとのこと

三角点にタッチ


戸蔦別山


登ってきた稜線を眺めて食事

山頂にある慰霊碑

山頂の様子

15時30分、下山開始。途中から見上げた幌尻岳。見納めです。

お花

お花の蜜を吸っているハチ

尾根道を下っていると、夕暮れでガスが出たせいで、なんとブロッケン現象が見えた!

登って来た沢

長い間ブロッケン現象を見ることができた

下ります

18時30分、ヘッドランプを使わずに下山できた。

本日の登山ルート。これほど歩いたのは初めてだ。

<3日目:8月22日>
朝5時30分起床。予報通り今日はまだ雨は降っていない。

幌尻岳への登山口。昨日ここを降りてきた。

既にガイドさんがお湯を沸かしていて、お湯をもらってモンベルのリゾットを食べた。初めて食べたがとても美味しかった。

6時に下山開始。最初の渡渉。朝は水が冷たくて濡れるのがいやだったが、やはり後半は慣れて楽しくなった。

なんとこれは熊の爪痕だそうだ。登山道脇の木にこんな跡があるとは・・・

と思っていたら、直ぐ近くの木にも熊の爪跡

こんな所あったかな?

お助け棒。ガイドさんご苦労様です。

雨が降っていないので増水してはいない。良かった!!

ダイモンジ草。名前を教えてもらった。確かに漢字の”大”に似ている。

ふきがやたらに大きい

ここもお助け棒の出番

お花

橋まで戻ってきました

取水施設まで戻ってきました。




無事渡渉終わりました。あ~楽しかった!!

ガイドさんはこの場所に”お助け棒”を置いて業務完了

11時40分、バスまで戻ってきました

13時30分、豊糠山荘到着。無事下山完了です。

豊糠小中学校の記念碑

この広い場所は昔のグラウンドのようだ。
今日の宿泊場所は離れの小屋。

夕食はおきまりのジンギスカンでした。


本日の登山ルート。雨が降る前に無事下山できました。渡渉楽しかった!!

<4日目:8月23日>

今日は温泉に入って帰るのみ。朝7時におにぎり2個の朝食と持参のフリーズドライの味噌汁で朝食とした。9時出発まで時間があるので、館内をぶらぶら。こんな掲示があった。昨夜から雨だったので、1日で登るというガイドさんの判断は正しかった。今日はシャトルバスは出ないようだ。

途中の川の様子。濁流で増水している。こんな日に渡渉は無理だ。ギリギリセーフだった。

向かったのはこの温泉

名前は”ゆから”。露天風呂もあっていい温泉でした。

ここで1800円のステーキ丼を食べた

新千歳空港で18時5分まで暇つぶし。こんなJALの展示があった。

歴代の制服

夕飯としてこの味噌ラーメンを食べた。1000円。ガイドさんのおすすめは”えびそば一幻”だったが、あまりの行列なのでこちらにした。このラーメンも美味しかった。
結局雷の影響で出発が1時間程遅れ、7時30分に離陸、家に帰ったのは11時を回っていました。今回はギリギリ天候に恵まれ、満足の行く山登りでした。これで99座、のこり1座は来月達成予定。頑張るぞ!!



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