来週から夏休みなので、今週は奈良に滞在。当然ながら山登りを計画し、ニヤニヤしていた。心配なのは今日の天気。天気予報では曇りのち雨で落雷に注意とのこと。昨夜は一時的に激しい雨が降っていたが、今朝は曇ってはいるものの、雲の合間から晴れ間も見える。どうしようかとインターネットで調べてみたが、天気予報が変わるわけでもない。雨も降っていないし、決行することにした(こんなことばかり)。目指すは八経ヶ岳、1914m、近畿最高峰という事だ。この山は大峰山系の最高峰で、以前登った大普賢岳、七曜岳の近くだ。大峰山系の山にはいくつか登っているのだが、やはり近畿最高峰には登っておこうと思ってここに決めた。大普賢岳の時も雨上がりで、何度も滑って転んだいやな記憶がある。なるべく楽な服装という事で、ズボンはジャージに替えた。また、靴下は前回の兜岳で効果抜群の登山用の厚手の靴下を着用。万全だ(雨対策以外は・・・)。8時30分に家を出て、カーナビに目的地をセット。行者還トンネルの西口だ。インターネットで調べて、駐車場もあるし、登山道の目の前という事でここに決めた。カーナビは最短のルートを309号線を示したが、いつもと違ってセットする前に何やら確認の警告を出していたが無視した。いつものように途中のオオクワでおにぎりを3個(今回は1個多い)買って、八経ヶ岳へ向かった。309号線を進むと、天川村に入ったあたりから道幅が狭くなってきた。途中みたらい渓谷を通り過ぎたが、かなり狭い道だ。車が1台通り過ぎるのがやっと。対向車が来たらすれ違えない、おまけにこの雨でいつ落石があるかわからない、無事にたどり着けるか不安になった。なにせ10km以上この道が続くのだから・・・。カーナビの言う事を聞いておけばよかったか、と後悔したが今更引き返せない。あきらめて進むと、多少道幅が広くなった。ここで対向車に遭遇、無事通り過ぎる事ができた。そうこうしているうちに行者還トンネルの西口についた。今日はだれもいないだろうと思っていたら、既に車が4台程止まっていた。なんと無謀な人が多いことか(人の事は言えないが)。
登山口を登ると、すぐに小さな吊り橋が現れた。そこを渡ると急な上り坂が続いた。途中、木の根っこでできた自然の階段が続く(というか、土が流されただけ?)。急な坂道といっても前回の鎧岳のような事はなく、問題ない。あまり整備はされていないが、全くダメなわけでもない。結局この急な登り坂で一気に400m程登った。
途中景色のよさそうな場所もあったが、なにせ今日は曇り、周りは真っ白で何もみえない。残念であるが、仕方がない。道に木製の階段が現れ、階段を上り切ってしばらく進むとなにやら発電機のような音が聞こえてきて、山小屋の屋根が見えてきた。この音を聞いた時は興ざめであった。
その前に、この山小屋のすぐ近くにある弥山(1895m)に登る事にした。鳥居をくぐって右側の道を進むとあっという間に到着。頂上には天河神社があって、あり難いようだが、私にはどうでもよかった。頂上はどこだ?と周りを探したが見当たらない。多分神社の建っている所だろうと思って引き返した。途中の分岐を曲がればいいのだろうと思って進んだがどうも様子がおかしい、下るばかりで山が見えない。どうやら道を間違えたようだ、引き返す事にした。道を間違えて引き返すというのは精神的によくないようだ、途中気力がなくなった。仕方がないので、山頂ではないがおにぎりを1個食べる事にした。おかしなもので、おにぎりを食べたらちょっとやる気が出た、一気に元の山小屋まで引き返した。どこで間違えたのだろうと案内版をよくよく眺めると、この案内板より前に分岐の道があった。やられた!!!(というか注意が足りなかった)。引き返してみると標識がある。山小屋が目立ってしまって見落としていた。よかった。これで目的が達成できると意気揚々、八経ヶ岳へ向かった。
看板には日本百名山、近畿最高峰とある。今まで登った山で標高差は一番大きかったが、それほどきついとは感じられなかった(道をまちがえなければ・・・)。さて、お待ちかねのQRV。まずは50M でCQを出すがやはり応答なし、あきらめて144M、430Mでと思ったが、雷の音が聞こえてきた。おまけに周りは霧(雲)がこくなってきた。まずい、と思い下山する事にした。結局今回は1局も交信できず、前回の兜岳、鎧岳と同じ残念な結果となってしまった。晴れていないとダメかなあ?下山中は小雨があった程度で、折りたたみ傘で十分だった。恐れていた雷雨とはならず、当初の目的は達成。服装も今回は問題なかったが、何故か左足裏にまめができてしまった。普通なら痛くて歩けなくなりそうだが、靴下のおかげか、異物感があるだけで痛みはなく、問題なく下山できた。
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