2011年6月20日月曜日

入笠山(1955m)登りました~日帰りバスツアー~








3d 6月19日、子供が父の日のプレゼントに、入笠山(にゅうかさやま)の日帰りパスツアーをプレゼントしてくれた。事前に聞かれて、「ここなら行ってもいいかなあ・・・」とあいまいな返事をしていたが、どうやら本当に予約したらしい。当然、私一人の参加である。団体行動はあまり好きではないし、バスツアーなど今まで一度も参加したことがないのだが、長野までの高速代とガソリン代を考えたら5000円なら悪くはない。それに、ここはリフトで簡単に登れて360°の大パノラマ、おまけにすずらんが有名らしい。雨さえ降らなければそれなりに楽しいだろうと思っていた。まずはGoogle earthで見た足跡がこれ。真っ直ぐに登っているのがゴンドラリフトを使用した部分である。

Photo全体の地図がこれ。ゴンドラリフトで殆ど登るので、頂上まではわずか170m程登るだけだ。

バスツアーは朝7:30に名古屋駅の名鉄バスセンターから出発した。驚いたことに、大勢のツアー客がいて、入笠山だけで50人乗りのバスが5台も出ていた。客があつまり次第出発ということで、私は一人だったので出発寸前のバスに飛び乗り、ほとんど待ち時間無しで7時30分に出発した。



P1050806途中、恵那のサービスエリアと諏訪のサービスエリアで1時間毎に休憩があった。恵那のサービスエリアで写したバスの写真がこれ。残念だったのは、私の大きなリュックが棚に入らず、足元に置かなければならなかったこと。いつもの大きなリュックを持って来た事を後悔したが後の祭り。足元がかなり窮屈だった。ツアー客は予想どおり、中高年(私もか・・・)が多く、特に女性のグループが多かった。私の隣はかなり年配の方で、私が生まれる前から山登りをしているという事で驚かされた。

P1050807 到着は11時頃で、富士見パノラマスキー場の駐車場である。リフトまで歩いていく途中にで、このようにマウンテンバイクの競技が開かれていた。初めて見る風景である。このスキー場にはマウンテンバイクで降りるためのコースがあり、しかもゴンドラリフトでマウンテンバイクを運べるように配慮されていて、泥だらけになりながらマウンテンバイクで下ってくる客も多かった。

P1050808 このようなゴンドラリフトに乗って、730m程を一気に登る。

P1050809 ご覧のように、リフトは登山客で順番待ち状態である。こんな曇りの日なのにこの人出である。すずらんの咲くこの時期、ここはかなり人気があるようだ。

P1050810リフトの終点の写真がこれ。このようにゴンドラリフトでMTBと一緒にここまで登り、ここから一気にコースを下る準備をしている若者がいた。夏のスキー場をMTBで使用するなど考えてもいなかった。それにすずらんの名所等、このスキー場はかなりの商売上手である。

P1050812さて、ここからはこの名鉄ハイキングの道標に従って歩くだけだ。まず入笠湿原に向かう左が側がハイキングコースである。

P1050813ハイキングコースはこのようにとても気持ちのいいコースである。

P1050814 ここがすずらんの自生地で、一面の緑の部分全てがすずらんである。すずらんは小さい花なので、上からは緑にしか見えないとバスガイドが言っていたがまさにその通りであった。奥に見えるのが湿原である。木道が整備されている。

P1050816 かがんでよく見ると、このようにすずらんが咲いていた。可憐な花である。

実は、写真ではわからないが、この一帯にはすずらんの優しい香りが漂っていてとても気持ちがよかった。思った程花が咲いていなかったのは残念だったが、この香りが楽しめたのはよかった。

P1050817すずらん自生地を下って、下から見上げた写真がこれ。多くのハイキング客が列を成して下って来る。

P1050819途中よく見かけた花がこれ。クリンソウというらしい。

P1050821 入笠湿原に生えていた花の写真がこれ。ズミというらしい。花のつぼみは薄赤色で、咲くと白くなるとパンフレットに書いてあった。

P1050824 湿原の案内板がこれ。

この湿原それほど広くはなく、まだ花が咲いていないせいか八島湿原に比べたら見劣りがした。

P1050825この近くにはこの山彦荘があり、この山荘の前の広場で多くの方々が食事をしていた。

すずらんも湿原も期待するほどではなかったので、早速お目当ての入笠山へ向かう事にした。

P1050827 まずは車道を避けてこの分岐を左に入る。

P1050828 ここをしばらく進むとまた車道にでるが、その直前の登りがこれ。

P1050829 車道に出て直ぐ、この分岐があり、本来ならばここから表登山道で入笠山に登るのだが、ハイキングコースでは左に入ってしばらくアスファルトの道を進む事になる。

P1050830表登山道の入口がこれ。

P1050831しばらくはこのアスファルトの道を歩く。あまり気は進まなかったのだが、とりあえずハイキングコース通りに歩く事にした。

P1050832 しばらく進むと、このようにになにやら木から垂れ下がっている。一体何が垂れ下がっているのか不思議だった。このような木が途中数カ所あった。

P1050834 緩やかな上り坂がしばらく続くと、目の前が少し開けてきた。それがこの八ヶ岳ビューポイントだ。道の脇にベンチがあって、晴れていれば八ヶ岳の雄大な景色が望めたに違いない。梅雨のさ中、雨が降らないだけでも有難いが、360°雲ばかりではとても残念である。

P1050835 雲の切れ間に見えた風景もこの程度で、全く視界がなかった。残念である。

P1050838気を取り直して首切登山口へ向かった。首切登山口の案内板がこれ。車道をこのまま進めば大河原湿原があるようだが、時間がないので行くのはあきらめた。

P1050839登山道入り口の様子がこれ。

P1050841途中このようにふきが生えていた。おいしそうである。

P1050843登山道はそれほどきつくはないが、雨のせいで少しぬかるんでいた。靴が泥だらけになり、滑らないように注意深く進んだ。途中多くの登山客とすれ違った。人気が高いだけあってその数ははんぱではなく、挨拶だけでも大変だった。

P1050847山頂につくとこれまた登山客だらけ。昼時のせいかみなさんお弁当を広げてくつろいでいた。山頂の写真がこれ。

P1050844三角点(と思うが・・・)の写真がこれ。

P1050846また、ここは360°の大パノラマなので、周囲の山々の案内板があった。その写真がこれ。晴れていれば・・・。この景色だけを楽しみにしてきたので、とても残念であった。

P1050848雲が晴れないかとわずかばかりの期待を持って、ゆっくりと昼飯とした。いつものようにおにぎり2個を食べ終わったが一向に晴れる気配はない。そこで、カップラーメンも用意していたのでバーナーでお湯を沸かして食べる事にした。あまりお腹は空いていなかったのだが、わずかばかりの時間かせぎである。お湯も沸いて、カップラーメンを食べ終わった頃には大分人が減ってきたが、景色はこの程度である。あきらめて下山することにした。

P1050852 途中このように気持ちのいい草原(?)があった。天気は悪いが、暑くもなく、寒くもなく、ハイキングには絶好のコンディションである。

P1050853 ここが、表登山道の登り口。ここから下ってきた。

P1050854 ここから少し行った所に、コースからは少し外れてこのすずらんの碑があった。周りにすずらんが生えているわけでもなく、あまりぱっとしないし、書かれた意味もよくわからなかった。

P1050862 後は湿原を通らずにリフトまで向かうハイキングコース通りに戻ったが、リフト近くに”恋人の聖地”なる展望台があった。晴れていれば八ヶ岳が目の前にドーンと望めるようだ。手前には植えつけられたすずらんが多数咲いていた。湿原よりここの方がすずらんが咲いている。ただ、風通しが良いせいかすずらんの香りはあまりしなかった。

P1050867 目的の展望台の写真がこれ。晴れていれば・・・

P1050863 ”恋人の聖地”の案内板ははこの展望台の一角に、このように飾られていた。さすがに桂由美のデザインだけのことはある。洗練されている。

P1050865 こんなずずらんのモニュメントもなかなかいい。

P1050871最後に、リフトで下って入口にある足湯につかった。これがとても気持ちがよくて、疲れが一気に取れた気がした。通常は100円のようだが、バスツアー客はタダ。入ろうか迷ったが入っておいてよかった。帰りもまた1人だったので、出発直前のバスに乗ることができた。結局渋滞もなく、6時には名古屋のバスセンターに到着し、6時35分に家の近くの駅にたどりつく事ができた。今日は高速1000円の最終日だったが、渋滞もなく快適であった。欲を言えば”晴れていたら・・・”の一言につきる。

0 件のコメント:

コメントを投稿