2015年7月20日月曜日

槍ヶ岳(3180m)登りました







P1020357 7月19日~20日で槍ヶ岳に登ってきました。海の日ということで、3連休となり台風も去った後なのでこれはチャンスと思ったのだが、考えが甘かった。18日の23時頃に新穂高ロープウエイ近くにある登山者用の無料駐車場に到着。車中泊で19日の朝4時に出発したが、登山届を出そうと登山指導センターのポストに入れたところ、横になにやら張り紙があった。見ると昨日からチビ谷は現在通れないとのこと。これは困ったと地図をみると西側のわさび平小屋を通るルートでいけそうだ。時間がないのでこのルートを即決(後で後悔)。これがわさび平小屋。5時20分に到着。

P1020358 しばらく林道を歩くとこの雪渓に出た。


P1020359 このまま渡ろうと思ったのだが、この案内板。この時期雪渓が薄くなっていて危ないようだ。仕方なく案内に従い下の雪渓がなくなる川まで降りて迂回した(この方が危険なきもしたが・・・)。

P1020360この道は通常笠ヶ岳へ登るルートのようで、ここから槍ヶ岳へ行く人は私と途中で追い抜かれた方の二人だけだった。ここが奥丸山への分岐。ここから登山道らしくなった。

P1020361 登山道から10分ほど登ると先ほどの雪渓が見えてきた。

P1020362途中にあった分岐点。奥丸山へ向かう。

P1020366 山頂らしきところにこの標識が立っていた。標識の裏を除くと、山頂の標識が置かれていた。ここが奥丸山(2440m)のようだ。

P1020367これが脇にあった三角点。

P1020371 山頂を過ぎると景色が一変。このような花が登山道両脇にたくさんさいていた。

P1020372 ズームアップ。いや、天気は雨だがお花が生き生きしていてとてもきれいだ。

P1020373このような白い花も群生していた。

P1020374そしてこの槍平への分岐。右に下る事になる。しかし後で考えるとこのまま真っすぐ進んで千丈乗越へ行った方が登り返さずに済んだかもしれない。地図に千丈乗越へのルートは点線となっている。あまりお勧めではないのか?

P1020377 20分程下ると槍平小屋が見えてきた。


P1020378

これが槍平小屋。10時17分に到着。出発から既に6時間17分が経過している。これでは槍ヶ岳山荘に着くのが遅くなりそうだ。引き返そうとも考えたが、初志貫徹という事で雨の中、槍ヶ岳へ向かうこととした。



P1020379ここが千丈乗越の分岐点。当然ながら槍ヶ岳へ向かう。

ここに着いたのは12時42分。ここからまだ2時間30分もかかる。この疲れ切った体で登りきれるのかとても不安だった。雨のせいで視界がなく、いつまで登っても槍ヶ岳山荘が見えない。重い足を引きずって槍ヶ岳山荘に到着したのが丁度15時。なんとか計画どうりの時間で到着した。到着すると中は満杯、さすがに3連休。韓国の方々もたくさんいた。受付で時間がかかったが、受付を終えリュックを部屋に降ろすととても槍ヶ岳に登る元気は出なかった。持ってきたビールを飲んで、夕飯を食べて寝る事とした。

1_21日目のルートがこれ。槍平小屋へ降りなければ、2時間は早かったかもしれない。








<2日目>

P1020381朝4時に部屋の電気が点いた。5時から食事だからこんなものかと思った。だが、良く見るとこれから槍ヶ岳に登ろうとしている方々がいた。天気の回復も望めないし、早く下山したいという思いから、食事の前に槍ヶ岳に登る事にした。晴れていれば山荘の目の前に槍ヶ岳が見えるのだが、全くわからなかった。少しのぼると少しだけ姿が見えた。既に登っている方々のヘッドライトがみえる。

P1020383山頂までにはこのようなはしごがいくつかあった。

P1020384そして4時48分、山頂に到着。これが三角点。

P1020389雨と霧のせいでカメラが曇って写りが悪いが、槍ヶ岳山頂の写真。

P1020390朝食も済んで、下山開始。ところが、道を間違えて上高地側に下ってしまった。道が違うと気付き引き返した。ここで1時間程のロス。

P1020391槍平への分岐に到着したのが6時30分。相変わらずの風と霧で全く視界がない。

P1020393しばらく下ると、少しだけ晴れ間が見えてきた。こんなにきれいな景色だったとは。登っているときは全くわからなかった。

P1020395きれいだ。

P1020397さらに晴れてきた。思ず見とれてしまった。素晴らしい。

P1020401そしてこれが昨日奥丸山から降りてきた分岐点。今日は梅雨明けだったようで、下る程天気がよくなってきた。

P1020405笠ヶ岳方面。絶景だ。

P1020407そしてここが白出沢。ここから先は広々とした林道となる。

P1020408
ここではこのように砂防ダムの工事中だ。

結局、駐車場にたどり着いたのが12時20分。もっとゆっくりできれば絶景を堪能できたのだが、これから4時間かけて家へかえらなければならない。こんなに登ったのは初めてだが、時間さえかければなんとかなるものだ。我ながら感心。

22日目のルートがこれ。槍ヶ岳小屋から下る道を間違えて、あぶなく上高地側へ下るところだった。これで30分はロスしてしまった。

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