今日は薊岳(1406m)に登った。本当は釈迦ヶ岳に登る予定だったが、登りたいと言っていた本人がドタキャン、私が行きたいといっていた薊岳に登る事になった。この薊岳だが、ドタキャンの某氏によれば、「登りばかりでつらいだけ、あまりいい山ではない」との事。だが、そこは天の邪鬼な私である、一人でも登ろうと思っていたので好都合である。いつものようにインターネットで調べると林道終点まで車で行けば、明神平から薊岳へと比較的短距離で登れるようだ。また、山頂の眺めも360°開けているようで、見晴らしがいいらしい。私的には竜門岳に比べたらはるかに素晴らしい山に思えた。実は先週、地図がないのも不安なので、「関西山あるき100選」なる本を買った。ここに薊岳が紹介されていて、どう考えてもそれほど悪い山には思えなかった。また、登山口からちょっと下った所に”やはた温泉”があるらしい。「よさそうな山ではないか!?」と、いうことで、8:00に大和八木駅南口で待ち合わせして、3人で出発。大又の林道終点を探して細い道を進んでいくと、ぱっと見にはもうこれ以上進めそうもない道に行きついた。ここは本にあるような駐車場もなく、Uターンもままならない。仕方がないのでバックで戻り、カーブの広い部分に車を止めてそこから登る事にした。ところが、これ以上進めないと思っていた道を歩いて進むと、すぐに道は広がり、山で作業している車が止めてある。さらに、車が平然と登ってくるではないか!しまった!どうしようか迷ったが結局車を取りに引き返し、車でさらに奥へと進んだ。どきどきしながら進むと、道が通行止めになっており、そのわきには広い駐車場があった。既に5~6台車が止まっている。地図どおりであった。ここの駐車場は広く20台ぐらいはとめられそうだ。駐車場についたのは9:30頃、ここからアスファルトの道を明神平へ向かった。道は最初から急で、某氏が言うとおりで、大変なだけ?という不安にかられたが、明神平に近づくと比較的緩やかなつづらおりとなっていて、それほどつらいばかりではなかった。ただし、途中崖くずれで登山道がふさがれて危険な迂回路が2箇所程あったことは付け加えておく。
最初は少し登り下りがあったが、ほとんど平坦な尾根を歩くだけで、ハイキング気分である。周りは美しいブナ樹林、しかも両脇の見晴らしいがいい。最近の登山でここまで天気に恵まれたのは珍しい。さて、淡々と歩いて1時間程で薊岳(1406m)についた。直前の急坂を登ると突然山頂となっていた。
さて、山頂でいつものようにおにぎりを食べて、QSOしようと思ったが、シルバーウイークのせいか、車での交信がほとんど。CQはどこからも出ていない。CQを出そうと思っていたら、やたら張りきっているYSさんが「そろそろ下山しましょう!」との事。まあ、CQ出していたら30分はかかるし、今日はこの風景で十分と考え、下山することにした。薊岳から明神平まではやけにはりきったせいか、40分程度で着くことができた。そこから駐車場まで一気に下り、3時には到着。およそ5時間での登山となった(あまりに早い)。
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