8月11日、やっと夏休みになった。かねてから立山へ家族旅行を計画していて、富山のマンテンホテルをインターネットで予約済みである。私の目的は当然ながら立山登山なのだが、かみさんと子供にはその気はなさそうだった。以前登った局ヶ岳で懲りたようだった。室堂で別れて、かみさんと子供はみくりが池やら地獄谷を散策し、私は一人立山に登ることでなんとか承認が降りたわけである。
ちなみにGoogle Earthで表示した今回のルートがこれ。雪山になっているが当然雪はない。これを眺めていたら剣岳へ登りたくなった。
朝2:00に家を出て、立山駅に着いたのは5:40分。こんな時間なのに広い駐車場には車が沢山止まっていた。
6:20分からチケットを販売するというので、7:00出発のケーブルカーに乗るためにさっそくチケット売り場へ出掛けた。すると既に多くの方々が並んでいた。さすがに有名な観光地だけのことはある。
無事7:00発のチケットを確保し、このケーブルカーに乗った。当然ながらケーブルカーは満員電車のように混雑していた。驚きである。このケーブルカーに乗るのは7分程度であっという間に美女平駅へ到着した。ここからはバスに乗り換えて50分程で室堂に到着する。
室堂に到着すると残念ながら雨。インターネットで調べた天気予報では曇り又は雨で予想通りである。かみさんと子供は慌ててカッパを購入。私は以前買っていたモンベルのレインウエアで身を包み準備万端であった。室堂から出たすぐのところにあった石碑がこれ。景色さえよく見えないあいにくの天気である。ここまで来たら行くしかないと意気込んだが、他の登山客は皆レインウエアを着込んで何事もないかのように登山道へ向かっていた。さすがである。
私はここで家族と別れ、集合時間を決めて立山へ出発した。道は石畳でよく整備されている。この案内の通り、右側へ進んだ。
途中にあった室堂平の案内板の写真がこれ。天気が良ければ素晴らしい景色だろうと思う。
雄山へ向かってこのように先が全く見えない登山道を進んだ。道は素晴らしく整備されているのになぁ・・・。
しばらく進むとこのような雪渓が道ををふさいでいた。まさに雪山登山のようであった。この雪渓はほんの少しで、ここ以外は全く雪はなかった。
最初に到着したのがこの一ノ越山荘。
驚いた事に、小学生が団体でカッパを着て登山していた。”富山では小学生でも登る”とは雑誌に書いてあったが、こんな天気でも登るとは驚きである。
一ノ越山荘を帰りに写した写真がこれ。石畳の登山道はここまでで、ここから石がゴロゴロした険しい登山道を登る事になる。今回はストックを2本持って行ったが、これが初めて役に立った。今まではそれほど有難いと思わなかったが、今回ばかりはストックのおかげで大分足の負担が減った(腕の負担は増えたが・・・)。
途中このように石が積まれた場所があった。
とにかく今日はこのように天気が悪かった。
あと少しで雄山山頂である。
このように岩の間にキキョウが咲いていた。
到着した雄山山頂の三角点がこの写真。三角点の標高は2991.6mとある。
この目の前にあるのが、この雄山神社である。
山頂へは、この看板にあるように登拝券が必要なので500円を払って登拝券を購入。
受付はここ。
もらったた登拝券がこれ。
雨が降らなければ雄山山頂でお祓いをしてもらえるのだが、今日はあいにくの雨なので、神社の中でお祓いをしてもらった。神社の中の写真がこれ。山頂近くで聞こえていたのはこの太鼓を鳴らす音だった。
お祓いが終わった後、早速山頂のある立山頂上峰本社へ向かった。入口の鳥居がこれ。
鳥居をくぐるとこのような入口があった。くどいようだが、ここに入るには社務所で登拝券を購入する必要がある。
頂上の神社がこれ。右下に雄山頂上3003mとある。残念ながらあいにくの雨で全く視界はない。富山湾まで望めるはずなのだが、近くの山すら見えない。
時間があまりないので、次は大汝山へ向かった。鳥居の前の道を左に進む。
雄山から25分程で大汝山の登り口に到着。
大汝山の写真がこれ。3015mとある。ここで昼飯に持って来たおにぎり2個を食べた。途中数人の人が登って来て写真を写していた。ここもそれなりに人気があるようだ。
大汝山の登り口にある大汝休憩所の写真がこれ。
さて、ここで引き返そうか迷ったのだが、富士ノ折立も登らなければ立山を登ったとは言えないだろうと思いさらに先へ進んだ。
30分程で富士ノ折立に到着。ここまで来る人はいないようで、私以外登ってくる人はいなかった。ここも天候が悪く全く見晴がない。最近は天候に恵まれない。
せっかくなので今度はここでカップラーメンを食べた(相変わらずワンパターン)。
さて、後は引き返すのみ。途中少しだけ晴れて、雄山山頂の神社が見えた。
雄山神社周辺の様子がこれ。この悪天候なのに沢山の方々が登っていて、それぞれ昼食を楽しんでいた。三霊山だけの事はある。
ここから眺めた雄山山頂の神社がこれ。先ほどより霧がかかっていてわかりにくい。
ここから下ると少しずつ霧が晴れてきた。雷鳥沢の写真がこれ。晴れていれば素晴らしい景色に違いない。
途中ベンチがあって、そこから眺めた立山の写真がこれ。山頂近くは雲で全く見えない。
登る途中にあった雪渓を上から眺めた写真がこれ。雪をかいて道を整備している人がいたが、私は滑って転んでしまった。
室堂山荘の写真がこれ。これも美しいが、晴れていればさらに美しいに違いない。
遊歩道の脇に咲いていた花がとてもきれいだった。。
途中携帯でかみさんに電話をしたら、帰りのバスに並んでいるとの事。あわただしくバスターミナルまで引き返し、下山。最後にケーブルカーから写した写真がこれ。立山は素晴らしい所だったが、晴れていなかったのがとても残念である。
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