2009年4月26日日曜日
大台ケ原移動運用!!!
5月の連休も目前。来週は月、火の2日だけ出勤すれば7連休に突入!ということで、今週は奈良滞在決定。ルーフレール基台も取り付けたし、アンテナ用のケーブルも準備したので、移動運用もかねて大台ケ原へ行くことにした。本当は土曜日に出かけたかったのだが、珍しく天気予報が当たって雨。日曜も予報どおり雨は止んだが、風が非常に強い。どうしたものかと悩んだが、一日家にいても仕事をする気にならないし、悔いを残すぐらいなら出掛けようと決心。9時には無線機、アンテナ、温泉に入るための着替え一式を持っていざ出発!大台ケ原ドライブウエイの入り口までは道は狭いながらもいつもどおりカーナビで順調にたどりついた。ところが、ドライブウエイの入り口が妙に狭い。確かに道路には大台ケ原の文字が書いてあるし、カーナビもそちらを示している。「本当にこんな細い道をはいるのか?そもそも”ドライブウエイ”という位だから昔は有料だったんじゃないの?だったらこんな狭いはずがない・・・・?」と疑心暗鬼になって入口で止まっていたら、横から車が一台通り過ぎて、狭い道に迷うことなく入って行く。「やっぱりこの道でいいんだ」と思い直し、大台ケ原ドライブウエイへ。入口の数Kmは心配になるくらい狭いが、途中から車2台がすれ違える幅になり上に行くほど道幅が広くなり、路面状態もよくなった。カーナビもきちんと大台ケ原までの道を示しているし問題なし。回りの景色を見ながら、20km近い距離をの登って行った。終点はきれいに整備された大台ケ原ビジターセンター。広い駐車場で移動運用もする予定なのでトイレの近くで見通しのよさそうな場所に車を止めた。トイレは1回100円カンパして欲しい旨の張り紙。後ろめたさを感じながらもカンパせず4回ぐらいは利用した。申し訳ない。でも、「地図は100円で買ったからいいか」と勝手な言い訳を考えていた。目指す山頂は”日出ヶ岳”、標高1694m、かなり高い。といっても殆ど山頂まで車で登っているので140m程のぼるだけだ。さすがに1000mを超えているだけあって、車の示す外気温は2℃、おまけに風は強く雪まで降っている。雨でないだけ有難かったが、雪とはいっても小さな氷のような雪だった。この雪がずっと降っていた。さすが日本有数の降雨量を誇るだけはある。日出ヶ岳山頂は強い風と雪の寒さで凍えるようだった。上着を1枚余計に持って来たのは正解だったが、手袋を忘れたのは失敗だった。途中出会った登山者は全身カッパ姿で、いかにも登山といういでたち、それに比べなんと軽装備な事かと後悔した。途中熊野灘が見張らせる見晴らし台があるのだがさすがに今日は海がかろうじてみえる程度だ。 富士山はおろか知多半島も見えない。残念である。T-90を取り出して145MHzをワッチするといきなり静岡からCQ、慌ててコールしたが、何故かコールした直後からCQが途絶えてしまった。何故だ???後で聞いていてわかったのだが430MHzへ移動したらしい。この時点でハンディ機でのQRVはあきらめた。気をとりなおして大台ケ原完全クリアコースを回ることにした。正木ヶ原では伊勢湾台風の傷痕を眺め、牛石ヶ原では神武天皇の銅像を眺めた。 道はかなり整備されていて歩き易いと思っていたら滝見尾根は結構きつい下り坂で道も悪かった。大蛇ぐらを見損ねたがいつのまにかシオカラ谷吊り橋に到着した。吊り橋というだけあってかなり期待していたが、たいした吊り橋ではなかった。こんなことなら中道から引き返した方が良かったかもしれない。駐車場に着くころにはこの前痛めた左足の関節がまた痛くなってきた。どうやら完全に治っていなかったようだ。ひょっとして今まで気付かなかったが持病か?とも思われる。さて、いよいよ車にアンテナを取り付け移動運用開始。車の中は暖かい、天国だ!と喜んでいたのもつかの間、誰もいない、おかしい、こんなに高い山なのに?!と思っていたら大阪から聞こえてきた。でもコールする暇もなくいなくなってしまった。そうこうしているうちに時間も3時を過ぎたのでいよいよ自分でCQを出すことにした。ところがALCメータの動きがおかしい。144MHzではALCメータがレッドゾーンに入ってしまうし、433MHzではほとんど出ない。どうなっているんだ???と悩んだあげく、ケーブルがおかしいにちがいないと決め付け撤収。温泉に行くことにした。目指すは入之波(”しおのは”と読むらしい)温泉の五色温泉。日帰り入浴で800円。風呂は総檜で無色透明、匂いもない。気持ちぬるっとした肌ざわりといったところだ。山登りで疲れた体には最高。これでQSOもできたら最高だったのにと思いながら無事家にたどりついた。充実した一日であった。
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