<1日目:7月22日>
年休を利用して、7月22日~24日で赤石岳(3120m)~荒川岳(3141m)縦走してきました。朝2時に起きてこの駐車場に着いたのが6時頃。
既に駐車場には多くの車が止まっていた。
7時30分出発のバスを待っていたら、あまりにも乗客が多いせいか、臨時で6時30分にバスが出ることになった。私は乗れないと思っていたら、お一人だけ空いていますという事で運よく乗ることができた。こんな時ばかりは、単独は有難い。
7時30分、椹島に到着。林道は未舗装な部分が多いせいかやたらと揺れた。こんな道を自転車で登ってきたとは我ながら信じ難い。補助椅子だったせいか、バスだというのに結構疲れた。
早速、赤石岳の登山口に向かう。自転車が1台置かれていた。ここまで来るのにさぞ大変だったろうに・・・。
まずはこの長い階段を登る。
よく整備された登山道だ。
南アルプスらしくなってきた。赤石小屋まであと4/5。
ぼっか返し終了。ここからは緩やかな登りとなる。
12時22分、赤石小屋到着。赤石岳避難小屋まではまだ先だ。ぽつぽつと雨が降り出したが、赤石岳~荒川岳へ縦走するにはここで泊まるわけにはいかない。
赤石小屋前のベンチの様子。晴れていれば赤石だけが目の前に見えるはずだ。
恐らくこれが赤石岳。雲がかかっていて山頂が見えない。
富士見平。手前にあるのが遭難者慰霊碑。晴れていれば富士山が良く見えるのだろう。
ここから先がラクダの背だ。結構危ないトラバースがああった。雪があったらかなり危なそうだ。来なくてよかった。
赤石岳が少し見えてきた。
赤石岳直前の急坂にあるお花畑がきれいだった。 天気はあまりよくないが、いい時に来た。
きれいだ。
急坂で足が前にでなくて、ぜーぜー言いながら登っていたが、このお花畑のおかげで少しは楽になった気がした。
登って来た登山道。かなり急だ。
赤石岳はもうすぐだ。雪渓が残っていたが、登山道には全く雪はなかった。
赤石小屋への標識。
16時16分、赤石岳(3120.5m)到着。赤石岳避難小屋は山頂からほんの少し下った所にある。
赤石岳の三角点。
16時21分、赤石岳避難小屋到着。避難小屋だけあってちょっと小さい。
赤石岳避難小屋。入り口の垂幕がいかしている。
”山登れ、酒飲め”、”人生避難小屋 飲もうじゃないか”これに描かれている絵とそっくりな管理人さんの人柄が伺える。避難小屋とはいえスタッフが数人いて、食事も提供しているらしい。知らなかった。ちょっと狭いが、楽しい山小屋だった。
目の前に見えるのが、明日登る予定の荒川岳だ。やっぱり山はいい!
(残念ながら星は見えなかったが)
小赤石岳。右側の斜面を登って来た。疲れるわけだ。
これが1日目の登山ルート。臨時バスが出たので1時間早く着いた。おかげで16時20分には赤石岳避難小屋にたどり着けた。こちらのルートは荒川岳直前の登りが険しいが、それ以外は比較的登り易い。お花畑に癒された。
<2日目:7月23日>
昨夜は曇りだったので天気が心配だったが、朝のうちは晴れていた。天気は下り坂のようなのでそうそうに荒川岳へ向かう事にした。4時30分、ピンボケだが、朝焼けの富士山がきれいだった。
富士山と赤石岳避難小屋。
食事を済ませると、早々に出発。初めての縦走でワクワクしていた。
雲海に浮かんだ富士山。(ここから先は富士山ばかりになります)
小さなお花があちこちに咲いていた。
雪渓と富士山。
5時23分、小赤石岳(3081m)到着。遠くに富士山。
富士山といわかがみ。
目指すは荒川岳。それにしても風が強くて飛ばされそうだ。
わずかな雪渓を渡る。アイゼン不要。
ここは大聖寺平らしい。お寺なないが?
2ヶ所目の雪渓。
6時37分、荒川小屋到着。先を急ぐのでそのままスルー。
荒川小屋の赤い屋根が見える。富士山も少し見えている。
だんだん高度が上がってきた。
雨は降っていないが、風が強くて天気はよくない。しかし、一面のお花畑に癒された。
黒百合発見!!
柵が功を奏しているようだ。広大なお花畑一面に可憐な花が咲き乱れている。
8時23分、荒川前岳(3068m)到着。風が強い。
8時36分荒川中岳(3083m)到着。
中岳避難小屋。先を急ぐのでここもスルー。
またもや岩場となる。お花がきれいだ。
10時8分、荒川東岳(3141m)到着。
山頂の様子。
雲の切れ間に富士山が見えた。相変わらず風が強い。
後は千枚小屋へ向かうのみ。千枚岳かと思ったら、丸山だった。
11時25分、千枚岳到着。また会えました。
千枚小屋へ向かう途中のしらびその木。雪のせいか独特の形に曲がっている。
12時ちょっと過ぎに千枚小屋到着。懐かしい。このまま椹島まで下ろうと思ったが、雨が降るらしいということと、疲れ果てていたのでここで泊まることにした。横になったら2時間程眠ってしまった。結局午後から雨になり、椹島に下らなくて正解だった(体力的にも無理だったが・・・)。
千枚小屋の受付の様子。
千枚小屋の内部、冬季はわからなかったが、とてもきれいだった。
これが2日目のルート。荒川岳のお花畑がとてもきれいだった。
<3日目:7月24日>
4時40分、ちょっと早いが10時30の椹島発のバスに間に合うように下山開始。富士山がかすかに見えた。
千枚小屋。いい山小屋だった。お世話になりました。
春に通った時は枯れ木だったが、夏は緑がまぶしい。
遠くに昨日登った荒川岳が見える。名残惜しい。
鉄塔。あと少しだ。
吊り橋。
あと少しで登山道入り口だ。
登山道入り口。無事戻ってきました。
9時40分椹島ロッジ到着。ここでノンアルコールビールを一気に飲んだ。おいしかった。結局この日も人が多くて、3台バスが出た。天気は快晴ではなかったが、雨も降らず、お花畑もきれいだったので大満足の縦走でした。
これが3日目のルート。椹島ロッジ発10時30分のバスに間に合うように早めに下山したが、1時間以上早く到着した。
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