2011年5月2日、鈴鹿山系の1つ宮指路岳(くしろだけ:946m)に登った。ゴールデンウイークなので、今回は奈良に単身赴任していた頃の職場の同僚6人、計7人で登った。何故この山になったのかというと、私が既に御在所岳、鎌ヶ岳に登っていたので、あまりメジャーではないこの山を選んでくれたというわけ。それと、ここは奈良と愛知の中間地点であった事もその理由であろう。朝8時30に、鈴鹿インター近くのファミリーマートで待ち合わせしていたのだが、やはり黄色いお洒落な車は来ていなかった(他のメンバーは私と同じ8時に集合していたのだが・・・)。しばらく待っていると電話があって、寝坊したらしい。結局なんとか8時30には間に合って、計画通り宮指路岳へ出発した。
登山口近くになると道は狭くなったが、舗装も、ガードレールもしっかりしていて問題なし。大石橋まで来ると登山道へ向かう林道があり、最初の3台はこの入口に車を止め、私は大石橋手前のカーブの所にスペースがあったので、ここに車を止めた。その写真がこれ。
後でわかったのだが、ガイドブックにもあるように、もう少し先に行けば広い駐車場があった。本来ならこちらに止めるべきであろう。その写真がこれ。数十台は十分止められるだろう。尚、この先は通行止めとなっている。
さて、目指す宮指路岳へ向かって、このような林道を歩いていったのだが、途中靴の紐を結び直している女性二人の登山者を見かけただけで、一向に登山口らしきものが見当たらない。柵があってこれ以上進めないと思われたが、扉のようになっていたので構わず進んだ。その間案内板は一切なし。いやな予感はしていたが、結局行き止まりになってしまい引き返すはめになった。
やはり、道を間違えていた。引き返すと、あの女性登山者が靴紐を結び直していた所に登山口があった。登山口の写真がこれ。駐車場から近いが、案内板が小さくて見落としていたようだ。ここは気を付けなければいけない。矢印の部分が登山口だ。
東海展望の写真がこれ。鈴鹿山系には山中にこのような岩が多い。先に到着していたTYさんは余裕の表情である。ここに到着したのは12時30頃。この絶景を眺めながらお昼にしたが、風がとても強かった。お湯をわかしてカップラーメンを食べ、コーヒーを飲んだ。KJさんが無線を楽しんだのはいうまでもない(相手は茶臼山かららしい)。
さて、登山口を間違えて時間をロスしていたので、仙ヶ岳へ行こうかこのまま引き返そうか迷ったが、とりあえず小社峠まで向かう事にした。実は仙ヶ岳方面から来た方々がいて、途中の景色や花が素晴らしい事、それほど大変なコースではないとのお話を聞いて行く事に決めたのだが、足を痛めていたAさんには気の毒な結果となってしまった。まず最初の下りの写真がこれ。かなり急な下り坂である。実はヤセ尾根でガレ場が多く、おまけにアップダウンが多くかなり健脚向けのコースである(その分景色は素晴らしかったが)。
宮指路岳を下って、”犬帰し”と呼ばれる危険な岩場に出た。コース取りを間違えたのか、かなり危険なザレた道を登る事となり、ずり落ちそうになりながらもなんとか越えることができた。途中から写した宮指路岳の写真がこれ。
いくつかのアップダウンを繰り返し、やっとの思いでたどり着いた小社峠の分岐がこれ。これから先は下るだけだ(仙ヶ岳が目の前なのにとても残念・・・いつかはリベンジしよう)。相変わらず元気な2人+1人は足を痛めたAさんを置いて先に下ってしまった。所が、途中で無線連絡があって、先へ進めなくなったとの事(懲りない人達である・・・)。Aさんと私達はゆっくりと下っていたので途中右へ曲がるポイントがあるのに気づき事なきを得たが、彼らはまた引き返さなければならなくなった(自業自得?)。所が、無線で話しているとすぐ近くから声が聞こえてきた。なんの事はない、川を隔てた反対側の道を歩いていたようだ。なんとか川を渡って登山道へ戻る事ができた(遭難しなくて本当によかった)。
さて、後は温泉だが、湯の山温泉近くの片岡温泉へ行った。ここは以前山登りの帰りに立ち寄った事があったが、以前に比べたらお湯が汚れている気がした(浴槽が汚れているせい?)。それでも源泉かけ流しで、入浴料600円で良心的だし、食事もなかなかよかった。ここでつかれを癒し、電波登山部は解散となった。いつもはあまり役に立たない無線機だったが、今回はとても役に立った(本当は役に立たない方がいいのだが・・・)。
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