やっと晴れた! 曇っていても一人で鎌ヶ岳(1161m)に登るつもりだったが、いい天気になった(快晴とまではいかないが・・・)。四日市まで伊勢湾岸道を通れば楽勝と思っていたら、事故で四日市近辺が渋滞というニュース。ついていない。仕方がないので下道で行く事にした。お陰で9時に家を出て着いたのは11時ちょっと前。下道の23号線も渋滞でかなり時間がかかった。
途中で姿を現した鎌ヶ岳と御在所岳の写真がこれ。右が御在所岳で左が鎌ヶ岳だ。確かに山頂の形が冠のような変な形をしている。久しぶりに高くて山らしい山を見てなんだかわくわくしてきた。本当は御在所岳の方が高いので、ここまできたら普通はこちらを登るのだろうが、ロープウエイで簡単にいけるようなので天の邪鬼な私としてはあまり興味がわかなかった。目指すはやはり鎌ヶ岳である。ガイドブックにはなかったのだが、インターネットで調べたら武平峠のトンネル近くに駐車場があって、ここから登れば近いようだ。”1時間もあれば登れるよ”と、宮路山を登った時に聞いた事があった。実はこれが間違いの元。鈴鹿スカイラインは災害復旧工事で通行止めになっていた(相変わらずつめが甘い・・・)。
スカイラインを登って閉鎖されている手前まで車で行った。その写真がこれ。そういえばカーナビに目的地をセットした時、”長期規制区間があります・・・・”と言っていたのを思い出した。この事だったのか!後の祭りである。
驚いたのはこれだけではない。ここの近くになると車が道の両脇に沢山止めてあるのだ(100台以上!!)。私が付いた時には止める所がなく、偶然あいていた狭いスペースに無理やり止めた。どうやら御在所岳登山者客が多いようである。
ガードマンのおじさんに聞いたら200mも進めば登山道があるよと言われたが、それらしき目印はこのガードレールの奥にある水色のマーク。あまりに不安なので、そのままスカイラインを登る事にした。後でわかったが、ここから入ればよかった。
しばらくは沢沿いに進み、一度山に入ってまた沢沿いとなる。沢へ出た所にこの看板があった。案内板の通り、沢沿いに左へ進めばいいのだが、気付かなくて右側の登山道らしき道を登ってしまい、あやうく道に迷いそうになった(赤い印があったし・・・)。
ここから眺めた鎌ヶ岳山頂の写真がこれ。丸い岩が人の頭みたいで面白い。山頂はあとわずか。最後の力を振り絞って山頂に到着。するとオヤジ連中が記念写真を撮っていた。疲れ果てているのに突然”あの人に写真を撮ってもらえ!”などという声が聞こえた。”え?”と思ってしばらく躊躇していたがそんなことは構わずカメラを押し付けられ写真を撮るはめになった。”お疲れのところすみません”などという声も聞こえたがなんだか嫌な気分であった。集団になると考え方が横柄になってしまうのだろう。とくに中年のオヤジは(会社とは違うぞ!!)。とはいえ気の小さい私なのですんなり写真を撮ったのはいうまでもない。
また、このようなブナ林の説明もあった。山頂でお決まりのおにぎりを2つ食べた。今日はかみさんににぎってもらったおにぎりだ。おまけにコロッケが1つついていた。満腹である。山頂で無線をしようかとも思ったが、かなりの人数である(20~30人程いたと思う)。あきらめて下山することにした。先程の頂上手前の開けた場所までくると誰もいない。これはチャンスと思い無線機のスイッチを入れた。すると、JARLの記念局”8J2A/2”長谷川さんのCQが聞こえた。パイル状態でなかなかコールできないでいたが、誰も呼ばなくなった瞬間をねらってコールすると1発でピックアップしてもらえた。レポートはオルソー59。ここから名古屋の昭和区まで直接届いているようで、ハンディ機(5W)にもかかわらずかなり強く入感しているとの事。ピックアップありがとうございました。
せっかくなのでインターネットで調べた近くの片岡温泉へ行く事にした。ここから5km程で帰る途中だ。温泉の写真がこれ。料金は600円で、温泉は源泉かけ流し、ぬるっとした感じの湯だが、匂いも色も殆どなく、気持ちのいい温泉だった。露天風呂もあるが、それほど大きくはないが値段から考えれば十分満足できる。結構人の多くて、地元に愛されているのだろう。温泉に入ってすっかり疲れもとれた。
さてさて、今日は何だか奈良にいた頃を思い出した。いいことも悪い事もあったが、総じて天気も良く、素晴らしい登山であった。月に一度はこんな登山をしたいものである。
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