10月1日、わけあって長野の実家へ帰省した。震災で休日が木金になっていたのがやっと終わって、10月からは土日休みに戻った。このおかげで会社は4連休となり、山登りに出掛けるには願ってもないチャンスである。不謹慎ではあるが、実家の用事ついでにかねてから計画していた北横岳(2480m)に登る事にした。朝6時ちょっと前に家を出て、ピラタスロープウエイに着いたのが9時30分頃。
駐車場の様子がこれ。ここはピラタスロープウエイの駐車場で、800台程止められるらしい。かなり広大な駐車場だが、殆ど人はいなかった。当然だが無料である。
ピラタスロープウエイの写真がこれ。なかなか雰囲気のある建物だ。ロープウエーは20分間隔で運行していてた。あらかじめインターネットでダウンロードして印刷した割引券を使って往復券を購入、往復で1800円が1割引きの1680円となり、ちょっとだけ得した気分であった。
このロープウエイに乗り込んで北横岳へ出発である。
ロープウエイ終点の山麓駅へは7分程で到着する。外へ出ると、目の前にこの坪庭の看板があった。この坪庭だけを目的に来ている人もいるようで、かなり軽装の観光客が多かった。
坪庭の案内がこれ。坪庭だけであれば30~40分で回れるようだ。いつもの事だが雲がたれこめて天気が悪い。
また、北八ヶ岳の案内がこれ。ここから北八ヶ岳への登る登山客も多いようだ。
まずはこのようによく整備されている木道を歩く。
入口すぐのところにこの小さな横岳神社があった。今回は遠くから眺めるだけで、そのまま通り過ぎた。
この石段を登るあたりから、ごつごつとした溶岩でできた岩がごろごろしている。どこかで見た景色だなあと考えていると、軽井沢にある鬼押し出しと同じ事に気づいた。ただ、鬼押し出しには草木は生えていない岩ばかりだが、ここは低木が生え、まさに坪庭である。”晴れていれば・・・”といつもの愚痴が出る。
坪庭からロープウエイを写した写真がこれ。
坪庭の様子がこれ。少だけ晴れてきた。
しばらく進むと、坪庭周遊コースから外れて、北横岳へ向かうこの分岐に出た。左側の道が目的の登山道となる。
しばらくはこのように坪庭と同じような景色の道を歩く。
目の前に見えてきたのが、あの有名な縞枯れだ。いつみても不思議な現象である。
この橋を渡るといよいよ山登り開始である。
最初に出てきた案内版がこれ。”三ツ岳方面は岩場で危険なので軽装の方は入らないように”と注意書きがあった。ちょうどここで休憩されている方がいて、お話を聞くとどうやら途中まで行って、だれもいないので心配で引き返したそうだ。帰りにこちらから縞枯れ山へ向かおうとも思ったのだが、ガイドブックにもあるように2時間もかかって危険そうなので行かない事にした。
しばらく進むとこの北横岳ヒュッテがあった。中の様子を見ようかと思ったが、ちょっと入りにくそうなので外から眺めるだけにして通りすぎた。このすぐ脇に七ツ池の入口があるのだが、帰りに寄ることにした。
ここからは山頂が近いせいか、このように若干急な上り坂となる。
北横岳の南峰直前の写真がこれ。以外にあっけなく辿り着けた気がする。
南峰(2472.5m)なので、北峰(2480m)の案内がある。最初はここで終わりかと勘違いしていたが、北峰があることにこれで気づいた。
南峰の三角点の写真がこれ。かなり傷んでいるようで、何等の三角点なのかわからなかった。ここでカップラーメンを食べて休憩している親子連れがいた。
ここからこのような平坦な道を5分程歩くと北横岳の北峰へ到着する。
北横岳の北峰の写真がこれ。本来ならば360°見晴が良いはずなのだが、やはり以前の入笠山同様霧が濃くて、全く見晴がない。これも日頃の行いが悪いせいだろうとあきらめて、おにぎり1個と、スープ春雨(カップ麺)を食べ、コーヒー1杯飲んで早速下山した。次の目標は縞枯山である。
下山途中、北横岳ヒュッテのわきからこの七ッ池へ向かった。
これが七ツ池の1つである。珍しく晴れてきて、とてもきれいだった。七ツ池といっても、見れたのは2つの池だけだった。
坪庭の登山道入り口まで戻り、縞枯山へ向かって歩くと、今度はこの縞枯山へ向かう分岐点があった。
しばらくこのような木道を進むことになる。
すると、この青い屋根の縞枯山荘を発見。
山荘の前には、このかわいらしいお地蔵さんが置かれていた。
この山荘、合掌造りのような雰囲気の建物で、見た目にはとても良さそうだ。しかも太陽光パネルや風力発電機が置かれていて環境にもかなり配慮しているようだ(煙突の煙を見てとても気持ちが癒されたのはなぜだろうか?)。ここも中をのぞくことなく、そのまま通り過ぎた。
山荘の前にあった縞枯山周辺の案内がこれ。
ここからしばらく進むと縞枯山登山道があった。登山道の様子がこれ。石がゴロゴロしているが、両脇が木々で覆われ気持ちがいい。
山頂近くはこのようにさらに気持ちのいい登山道となっていた。
縞枯山(2402m)の山頂がこれ。道の脇にあるといった感じで、あまり山頂らしくなかった。ここで麦草峠から来られた方に出会い、この先の展望台には是非行った方がいいと勧められた。
次に目指すは茶臼山だ。しばらくはこのように平坦な道を進む。少しずつ晴れ間が見えて来た。
ここからしばらく進むと展望台の案内版があったので早速行くことにした。写真を撮り忘れたが、展望台は大きな岩が重なった場所で、そこから360°眺めがいい絶景であった。そこから眺めた茶臼山と八ヶ岳の写真がこれ。素晴らしいながめだ。
これは雲が晴れた時に写した八ヶ岳だ。いや~絶景である。
ここからは一端縞枯山を下って、再び茶臼山への登りとなる。到着した茶臼山山頂がこれ。茶臼山は展望が良いはずだが、ここは周りは木に囲まれて全く展望がない。よくよく見渡すと、ここから少し行った所に展望台があるようだ。
展望台から眺めた八ヶ岳の写真がこれ。素晴らしい!! 私にしては珍しく天気に恵まれた。
この展望台にある岩場にはこの三角点らしきものがあった。ここが本当の山頂なのか?よくわからない。
岩場も一緒に写した写真がこれ。しばらく八ヶ岳に見とれてしまった。来年は横岳に登ろうと心に決めた(単純だなぁ・・・)。
ここからは南アルプスも見渡せるが、あいにく雲でよく見えない。恐らく左の高い山が北岳であろう。ここでカップラーメンを食べてしばらくこの絶景を堪能した。
ここからはロープウエイまで引き返すだけだが、同じ道を歩く気はないので、縞枯れ山方面に下って西側に降りる事にした。その分岐がこれ。左側に下る道を行く。登りでは気づかなかったが、ちゃんとこの案内があった。ここからはひたすら下るのだが、あまり歩く人がいないせいか川なのか道なのかわからない場所がいくつかあった。ちょっと不安になりながらも今更引き返せないずんずん下った。
すると、やっとこの案内を発見。良かった。一安心である。ここからはまたよく整備された道を歩いてロープウエイへ向かう。
ここから麦草峠方面を眺めた写真がこれ。八ヶ岳が見える。
この道は木道がしっかり整備されていてとても歩き易かった。
途中この森林浴展望台があった。真ん中に見える台形の山は御嶽である。ここへはロープウエイから30分もあれば来れるようで、ここまで来て引き返す方もいた。
ここからロープウエイに戻り、駐車場から写した蓼科山と北横岳の写真がこれ。左側が蓼科山である。今日は午後から雲が晴れ、とてもいい天気になった。今回は御嶽以来素晴らしい山登りとなった。やっぱり長野の山はいいなあ(手前味噌?)。
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