2010年3月21日日曜日

長崎旅行で稲佐山(333m)登りました







2010年3月19日(金)、月に一度の年休を取って家族で長崎へ旅行に出掛けた。NHKで竜馬伝が話題になっているし、鹿児島周辺は以前フェリーで行ったことがあるので、長崎に行くことに決めた。何故この時期かというと、子供の高校入試も終わっているし、合格発表後ではなにかと忙しそうなのでこの時期に決めた。心配だったのは天気だが、19日は前日までの雨とはうって変って快晴であった。新幹線で博多駅まで行って、博多から長崎のロワジールホテルへ向かうのだが、せっかくなので佐賀の吉野ヶ里遺跡へ寄り道する事にした。

P10308361さすがに九州だけあって、暖かい。吉野ヶ里遺跡入口の脇にあった桜はほぼ満開となっていてた。吉野ヶ里遺跡は予想外に大きく、歩いて回るだけで1時間以上はかかった。

P10308151復元された住居の写真がこれ。

P10308221弥生時代という事だが、どうしてこのように復元できるのか不思議だった。考古学者の勝手な想像でしかないのか?などとまたしてもひねくれた考えばかりが頭に浮かんでしまったが、昔の人のスケールの大きさを実感した。後で気づいたのだが、電気自動車が定期的に運行していたので、帰りはこれに乗ればよかった。

さて、ここから高速に戻り、長崎に向かった。長崎には見どころは色々あるが、まずはホテルから遠い平和公園に行って、あの平和祈念像を見ることにした。

P10308391公園の近くの駐車場にレンタカーを止めると、直ぐ目の前に平和祈念像があった。テレビや写真で見慣れている像だが、予想外に大きい。天を指している右手は原爆を、水平にしている左手は平和を表わしているそうだ。何気なく見ていた像だが、深い意味があったようだ。公園自体は以外と小さかった。

P10308421像の目の前に噴水があるが、ここから稲佐山を見たのがこの写真。山頂にアンテナが数本建っているのが稲佐山だ。この後、原爆資料館を見て原爆の恐ろしさを改めて認識した後、家族に文句を言われながらも稲佐山へ向かった。長崎は神戸に似て坂ばかりだ。おまけに路面電車が走っているので走りにくく、カーナビがなければとてもたどり着く事はできなかったに違いない。到着したのは稲佐山公園の広大な無料の駐車場。

P10308451ここから見た稲佐山の写真がこれ。アンテナや、立派な展望台があって、だれでも気軽に車で登れるようだ(ここから頂上まで車だと100円とられる)。既に廃止されているが、長崎スカイウエイのロープウエイ用の鉄塔も見える。さすがに100万ドルの夜景で有名なだけはある(神戸でも聞いたようなフレーズ・・・)。ここから家族で登ったのだが、子供の方がへとへとになっていた。困ったものだ。

P10308481山頂にはこのように立派な展望台がある。レストランも併設されているが、この屋上へは無料で登れた。良心的だ。目の前が山頂の駐車場だ。

P10308491この展望台からの眺めはすこぶるいい。ここから長崎の街を見た写真がこれ。夜景もきっと素晴らしいに違いない。さて、稲佐山に登り景色も堪能したので、帰ろうかと思って引き返すと、駐車場のすぐ脇になにやら小さな階段があった。

P10308531ひょっとして三角点?と思って登ると、予想どおりこの三等三角点があった。

P10308541三角点そのものより、周りの防護柵(?)の方が立派だった。

P10308551説明書きの写真がこれ。この三角点、一度公園整備で別な場所に移されていたようだが、平成2年8月に再設されたようだ。公園ごときに移設するとは・・・。東京タワーと同じ333mという説明は面白い。

P10308581この晩ホテルの窓から写した稲佐山の写真がこれ。山頂から見る夜景が素晴らしいのだろうが、ここからの夜景も素晴らしかった(ピンボケでわかりにくいかもしれないが、実物はとてもきれいでした・・・)。

さて、翌日の20日は目的の竜馬関連の観光だが、朝から小雨で風が強く、せっかくの観光も楽しさ半減といったところだった。最初はホテルの近くのグラバー園に行って、グラバーさんの豪邸を見学した。眺めはいいが、この坂では住みにくかったのでは?などといらぬ心配をしてしまった(相変わらずひねくれている)。

P10308861次に向かったのは風頭公園にある、有名(?)な竜馬の銅像。長崎の街を眺めているのか、日本の未来を案じているのか・・・。よく見る竜馬の写真より堂々としていてなかなかのものである。脇にある竹の先にくくりつけられた旗に何の意味があるのか知りたい所だ。

P10308901 ここからしばらく下ると亀山社中記念館がある。以外に小さな場所だが、中にはこんな絵と刀が飾られていた。NHKのおかげで観光客でごったがえしていた。おかげで、この写真を撮るのがやっとだった。

亀山社中記念館の目の前に売店があって、有名人の色紙が多数飾られていた。

P10308911 この店のすぐ横に、竜馬のブーツなる銅像があった。銅像といってもその名の通り、ブーツだけが置かれている。このブーツ、大人が履けるようになっていて、ここに足を入れて、目の前の舵を握り、長崎の街を眺めながら写真を撮るのだそうだ。家族全員で同じポーズの写真を撮った。竜馬は着物姿にブーツを履いていたようなので、よく考えたものだ。この後、昼飯を食べた後、子供が突然ペンギン水族館に行きたいなどと言い出し、長崎の街を離れた。そしてそのまま博多に戻り、のぞみに乗り込んだ。なんとも慌ただしい旅行だったが、久しぶりに楽しい旅行だった(カバン忘れたけど・・・)。

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