
今日は6月最終日で、水曜日である。週末でもないのに珍しく休みを取った。実は月に一度年休を取る事になっていて、もっと前に休みを取る予定だったのだが、仕事の都合で今日まで延び延びになっていた。今日は偶然サッカーのワールドカップ決勝トーナメントが早朝に行われていてついつい見てしまった。結果はとても残念だったが、よくやった。お陰で今日は一日寝不足となった。さて、サッカーの話題はここまでにして、山登りに話題を戻そう。天気予報では今日一日曇りの予報であったが、私としては雨が降らない限り藤原岳に行こうと決めていた。運がいいことに、朝起きると快晴とはいわないまでも晴れていた(最近、天気予報はあまりあてにならない気がする)。ちょっと遅くなったが8時30に家を出て、登山口はへ10時20分に到着。さすがに平日、無料の駐車場には1台しか止まっていなかった。

駐車場の写真がこれ。この駐車場には20台程止められる。

駐車場の入口にはこんな看板があって、近くにある別の駐車場が案内されていた(無料かどうかはわからないが・・・)。週末は登山客で混雑すると思われる。

ここは大貝戸が最近整備した”藤原岳登山口休憩所”である。トイレもきれいで、広い休憩所や靴洗い場もあり、至れりつくせりのようだが、私的には足りない物がいくつかある。まず、ジュースの自販機もしくは水道。今日はとてもいい天気で暑かったせいで、下山時には、持ってきた水筒とペットボトル2本の水を全て飲み干していた。すぐにでも水を飲みたかったのだが、この近辺には何もなかった。それと、温泉である(これは無理か・・・、せめて近くの温泉の案内版でもあればうれしかった)。よく見るとガードレールに文字が書かれている。藤原岳登山口の案内だ。

ちなみにこの前にあった藤原岳の説明がこれ。カルスト地形?そういえばここへ来る途中山肌が大きくえぐられていて、近くにはセメント工場があった(これを見てちょと期待を裏切られた気分だったのだが)。それに福寿草。インターネットで調べると藤原岳と言えば福寿草が出てくる。かなり有名なようだが、この時期ではもう遅すぎる・・・。ここから目の前にある登山口へ向かった。まず、神社へ向か道を登るようだ。

登山口の鳥居の写真がこれ。

その横にあった、鈴鹿国定公園の案内板の写真がこれ。私はここにある大貝戸道で藤原岳を目指す。

少し登ると神社の鳥居がみえた。この右側にある道が登山道である。ここから藤原山荘までひたすら登り続けるだけであり、これといって特筆する景色はなかった(福寿草咲いてないし・・・)。道はよく整備されていて、迷う事もなく問題なし。ただ、富士山ではないが、??合目という看板が立てられていて、登りの励みになった(時計で高度はわかるのだが・・・)。

せっかくなので写真をアップしよう(2合目~9合目まであります。つまらない写真で申し訳ない)。まずは2合目。実は駐車場から山頂まで高低差は1000mもあり、かなりハードである事に後で気づいた(今までは車でかなり高度をかせいでいたので楽だったのに・・・)。

次に3合目。

4合目(映りが悪くて申し訳ない)。

5合目。まだ半分か~。ちょっとへこたれ気味だが気温が下がってきて、風が気持よくなってきた。

6合目。まだまだ・・・
7合目。まだか~

8合目。もうすぐ藤原山荘。頑張れ!!

9合目。大分山頂に近くなってきた。いつもの事だが、足があがらない。ワールドカップなど見ていたせいで寝不足か?などととりとめもない事を考えながら最後の力をふりしぼって登った(休んでばかりだったが・・・)。

途中このような枯れた葉が多数あった(福寿草では?)。

さて、なんとか藤原山荘へ到着した。中には入れないが立派な建物である。この前にベンチが2つあって。既に二人の方が座っていた。私も隣のベンチに座って前を眺めるとそこに目指す藤原岳があった。

藤原岳の写真がこれ。きれいである。が、まだあそこまで登らなければならないかと思うと大分心が萎えた。どうも今日は力が出ない。先程の二人が出発した後を追って私も藤原岳へ向かう事にした。

途中、笹で覆われた道を進むのだが、その写真がこれ。足があがらないので、山頂がとても遠くに思えた。

仕方がないので気晴らしに来た道を振り返ると、さきほどの藤原山荘が小さく見えていた。結構登っている。

だいぶへこたれながらも登っていくと頂上が目の前に見えてきた。その写真がこれ。

山頂につくと、そこは絶景、360度見晴らしがよく、天気もいい。梅雨の合間ではあるが、真夏の登山といった感じである(写真ではわかりにくいが・・・)

これは御在所方面を写した写真。これを見ただけで、今までの疲れが吹き飛んだ。

頂上の写真がこれ。

また、このすぐ脇の三角点がこれ。山頂には先程のお二人のほか既にもう一人いて、大きな三脚に大きな双眼鏡がとりつけられて丁度この三角点の上に設置されていた。何をしているのか尋ねると、鳥を観察しているという事だった。はためには怪しげである。この山頂はそこそこ広くて、ベンチのような細長い平らな石が二つあった。そのひとつに腰をおろして、昼飯とした。今日は珍しくかみさんが弁当を作ってくれた(いわゆる愛妻弁当?)。山頂ではどんな弁当でもおいしい。水筒のお茶を一気に飲み干したら急に元気が出てきた。次に目指すは気になっていた天狗岩だ。先程の藤原山荘に戻って、そこから30分程の所だ。

途中から藤原岳を眺めた写真がこれ。天気がよくてとてもきれいだ。

道の途中で咲いていた花がこれ。きれいな花だったが名前はわからない。天狗岩までの道はいままでと違ってちょっとわかりにくかった。道をそれてしまったが、なんとか元に戻る事ができた。

天狗岩の写真がこれ。藤原岳から遠くに見えていた岩だ。この先は絶壁となっているはずだが、鎖等はなかった。

もう少し近づいた写真がこれ。左が藤原岳である。ここからはかなり尖った山のように見える。もうしばらくこの景色を堪能したかったが、既に2時を回っているので下山することにした。いつものようにガンガン下って1時間20分程で駐車場にたどり着く事ができた。

途中で見かけた奇妙な石の写真がこれ。普通の石にぽっかり穴が開いている。人工的に開けられた穴には思えない。こんな石がいくつかあった。ひょっとするとカルストと関係しているのかもしれない。今日は梅雨が開けたかと思われるほどいい天気でやたら汗をかいた。近くに温泉があるので行こうと思ったが、事前チェックが甘く場所がわからない。あきらめてそのまま家に帰る事にした。家に着いたのは5時10分。途中ビールを買って、家で飲んだのはいうまでもない。今日はとてもいい山登り日和でした。(無線できなかったのが心残りではあるが・・・)。
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